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新車を買った情報2020 第61回

マツダ ロードスターRF 熱いレザーシートとの戦い

2020年09月05日 12時00分更新

文● 四本淑三 編集● ASCII

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■損なわれる人馬一体感をどうすべきか

 次に背もたれの網は、同じくDCMブランドの「メッシュ背あてクッション 約50×44×14cm」。おそらく似たものがあちこちで売られているでしょうが、金属の枠に網を張った、背もたれだけのメッシュチェアのようなもの。簡単な作りにも関わらず、網の張力で背中をサポートしますから、市街地の交差点を曲がるくらいでは身体が持っていかれることもありません。

 何より通気性がいい。人が乗ると網が沈み込み、シート表皮に接触するかしないかのところで浮いた状態になります。たまにサイドウインドウでも下げて、風の巻き込みを利用すれば、背中を空気が流れて涼しいわけであります。

 ただし、腰の辺りを浮かせる作りですから、運転姿勢はえび反り気味。シートの背もたれをワンノッチほど立てるか、お尻を前に出して合わせることはできても、結局ハンドルを抱え込んだり、ストレートアームのような姿勢になってよろしくありません。

 枠の左右を両手で掴んで縮めると、網の張りが落ちてちょっとはマシになりますが、やり過ぎると枠が壊れますのでお気をつけください。私は1個ダメにしました。

 いずれにしてもロードスターが旨とする人馬一体感は失われるわけで、ムレの解決と天秤にかけると、やはり背中ベチョベチョは我慢。替えのシャツを用意してがんばろうというのが私の結論であります。

 通気性の改善で解決するなら、身体全体を均等に支える素材が必要でしょう。たとえば寝具用のエアファイバーのようなもので、なにか使えるものがないか、ただいま鋭意検討中であります。

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