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元Astell&Kernの責任者が作った、新ハイレゾ機「Kontinum K100」を聴く

2020年08月24日 16時20分更新

文● 佐々木喜洋 編集●ASCII

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ポケットが多く、使いやすそうなキャリングバックが用意されていた

 最近は豪華なパッケージのデジタルプレーヤーやイヤフォンは多いが、K100のパッケージングは簡素である。筆者の元には、外箱の中に不織布で包まれたキャリングケースが収められ、その中にK100を格納した内箱が入っていた。これはエコも考慮したということだが、あえてプレミア性にこだわらない質実剛健な製品という印象を受ける。

 キャリングバッグが付属するのがユニークで、バッグにはKotinumのロゴが付いている。また、バンナイズからK100用のケースが発売される予定だということだ。

キャリングバッグに入っていた付属品類。巾着袋や液晶保護シートがある。

 ボディの質感は高く、サイズ感はやや大きめのデジタルプレーヤーというところだ。重さはそれほどではないので持ち運びはさほど苦にならない。

 外観デザイン自体はバッテリー部を除くとあまり奇をてらったところはない。この辺も質実剛健という感じではある。そして背面底部にはコブのように膨らんだバッテリー室があり、全体的に見るとデザイン的にはかなり異質ではある。

このようにバッテリー収納部分はかなり大きくなっている。

上部をスワイプして表示されるメニューから画面回転のオン/オフができる。

 このバッテリー部分の膨らみを普通に下にすると、やや持ちにくいが、K100(というよりはAndroid)の“自動画面回転”機能と組み合わせ、バッテリー部を上にすると指掛りになって持ちやすくなる。机に置くときもバッテリー部が上に来ると、画面が傾いて見やすくなるので、デスクトップ用途ではよいと思う。

 また、横向きにして使うこともでき、GUIもそれを考慮して設計されている。考えてみると、あまりDAPを横持ちすることはないが、英数字を打つ際は横向きにしてQWERTYキーボードにしたほうが使いやすい。横に持つとバッテリー部分がデジカメのグリップのような指掛りになる。

 バッテリー部は星型のトルクスネジ(T6)で閉まっている。製品に同梱されていないのでユーザーは買っておいたほうがよい。日本では電車の中で電池を変えたい場合もあると思うので、バッテリー部はできればロック付きでワンタッチで開くほうが良かったように思う。

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