このページの本文へ

スナドラ865 Plus搭載で、Sペンの機能を大幅に進化させたGalaxy Note20/Note20 Ultraが発表!

2020年08月05日 23時00分更新

文● スピーディー末岡 編集●ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

今回のGalaxy Noteは2モデル!
Sペンの機能向上で、生産性もアップ!

 サムスン電子は今日5日(日本時間)、ペンを使った独自性が魅力のGalaxy Noteシリーズの新モデル「Galaxy Note20」と「Galaxy Note20 Ultra」を発表した。日本導入は未定とされている。

 今回から上位モデル「+」というグレードがなくなり、そのかわりに「Ultra」が加わった。サムスンはこのラインナップについてGalaxy Note20は“Sペンをライトに楽しみたい人向け”、Galaxy Note20 Ultraは“既存のNoteファン向け”と説明している。

Galaxy Note20 Ultra

Galaxy Note20

 両モデル共通の進化は「Sペン」。まず基本性能であるレイテンシーを9msに向上させることで描画の遅延が大幅に減少。ディスプレーのリフレッシュレート120Hzとあわせて、本物のペンの質感に近づけたという。

Sペンのジェスチャーで様々な機能が使える「AIR ACTION」にはMove Backward/Home/Recent App/Smart Select/Screen captureという5つの動作が加わり、今までは特定のアプリしか操作できなかったものも、今回からはどのシーンでもジェスチャー操作が可能になった。

Galaxy Note20とSペン

 ペンを使った機能では、「Samsung Notes」というアプリでPDFに直接書き込めたり、PCのようなフォルダ管理ができたり、文字の傾き補正ができるように。また、マイクロソフトとのパートナーシップによって、メモをパワーポイントでエクスポートしたり、Samsung Notes Syncを使えばMicrosoft Outlookや、OneNoteと同期するといったことも可能になった。そのほか、「オーディオブックマーク」はメモを取りながらボイスレコーダーで録音できる機能で、メモで書いた部分をタップするだけで、録音データがその時間に頭出しされるという、ライター業にはうれしい機能が追加された。

 ゲーミング性能では、サムスン独自のベイパーチャンバー冷却システムで本体の熱暴走を防ぐほか、ゲームによるが240Hzのタッチサンプリングレートになるという。画面描写は120Hzだが、特定のゲームのみ240Hzのタッチ感度で遊べるということだ。

 また、Galaxy Noteをモニターに出力してPCのように使える「DEX」が、今回からワイヤレスに対応したことも大きなポイント。ミラキャスト対応のテレビ(モニター)なら、ケーブルの有無を気にすることなく、大画面で作業ができる。

Sペンは本体に格納できるので、使いたいときに取り出せる

 それでは、個々のスペックを紹介する。

Galaxy Noteファンに捧ぐ
「Galaxy Note20 Ultra」

 今回からハイエンドモデルは「Ultra」を冠することになった。その名に恥じぬスペックで、ディスプレーは6.9型(WQHD+)の有機ELを採用し、パネルは「Dynamic AMOLED 2X」というGalaxy Note20とは違ったものになっている。

 スペックはSoCがSnapdragon 865 Plus、もしくはExynos 990というのは同じだが、メモリーは8/12GB、内蔵ストレージは128/256/512GBから選ぶことができる。また、外部ストレージとしてmicroSDカード(最大1TB)にも対応するのがGalaxy Note20と違う点。バッテリーは4500mAhを搭載し、有線・無線の高速充電に対応し、ワイヤレスでの外部充電も可能。

 カメラは3眼で約1200万画素(超広角/F2.2)、約1億800万画(標準/F1.8)、約1200万画素(望遠/F3.0)という構成。Galaxy Noteにも1億画素カメラが搭載され、望遠は光学5倍でNoteシリーズ初となる。ToFセンサーなど深度計測系は非搭載だが、レーザーAFで瞬時にピントを合わせてくれるとのこと。インカメラは約1000万画素(F2.2)となっている。

 IP68の防水防塵にも対応し、ビジネスにゲームに心強い相棒になりそうだ。

Sペンをカジュアルに楽しめる
「Galaxy Note20」

 スタンダードグレードのGalaxy Note20は、ディスプレーサイズは6.7型(FHD+)でパネルに有機ELのSuper AMOLED Plusを採用している。サイズは約75.2×161.6×8.3mm、重さは195g(暫定値)。

 スペックははやくもSnapdragon 865のアップデートモデル、Snapdragon 865 PlusをSoCに採用。ただし、販売地域によってはサムスン製のExynos 990を搭載する場合もある。メモリーは8GB、内蔵ストレージは128GB、もしくは256GBの2種類をラインナップ。microSDカードには対応しない。

 バッテリーは4300mAhで、有線、無線ともに高速充電に対応し、ほかのデバイスへのワイヤレスチャージも可能だ。

 カメラ機能はリア側が約1200万画素(標準/F1.8)、約1200万画素(超広角/F2.2)、約64000万画素(望遠/F2.0)の三眼構成で、インカメラは約1000万画素(F2.2)

 防水防塵にも対応し、スタンダードモデルとはいえ、スキのないスペックになっている。

  Galaxy Note20 Galaxy Note20 Ultra
ディスプレー 6.7型有機EL
(20:9)
6.9型有機EL
(19.3:9)
画面解像度 FHD+ WQHD+
サイズ 約75.2×161.6×8.3mm 約77.2×164.8×8.1mm
重量 195g 208g
CPU Snapdragon 865+/Exynos 990
内蔵メモリー 8GB 8/12GB
内蔵ストレージ 128/256GB 128/256/512GB
外部ストレージ × ○(最大1TB)
カメラ画素数 リア12メガ(超広角)、12メガ(標準)、64メガ(望遠最大3倍)
/イン10メガ
リア12メガ(超広角)、108メガ(標準)、12メガ(望遠最大5倍)
/イン10メガ
バッテリー容量 4300mAh 4500mAh
防水・防塵
USB端子 Type-C
カラバリ ミスティックブロンズ、ミスティックグリーン、ミスティックグレイ ミスティックブロンズ、ミスティックブラック、ミスティックホワイト

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン