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Xperia温故知新! 波瀾万丈な歴史を紐解く 第58回

大ヒットモデル「Xperia Z」の影に隠れた兄弟機「Xperia ZL」

2020年08月17日 10時00分更新

文● 君国泰将 編集● ASCII

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 日本でAndroidスマホといったらXperia! というくらい、スマートフォンのブランドとして認知されている「Xperia」。常に最新の技術とスマホのトレンドを取り入れて業界の最先端を走るXperiaシリーズですが、その歴史は決して順風満帆ではありませんでした。これからのXperia、ひいてはスマートフォンの来し方行く末を、ソニー大好きライターの君国氏に写真とともに紐解いてもらう連載です(Xperia 1以降は番外編としてグローバルモデルを紹介しています)。


Xperia Zより少しだけコンパクトな
「Xperia ZL」

 2013年第1四半期に一大ムーブメントを起こした「Xperia Z」の兄弟機「Xperia ZL」をご存じでしょうか? コードネームはOdin、モデル番号は「C65xx/L35h」です。

2013年のCESで発表された「Xperia ZL」

 5型(1080×1920ドット)と大きなディスプレーに、本体サイズは約69.3×131.6×9.8mm、重さは約151g。ディスプレイサイズこそXperia Zと同じですが、高さが一回り小さく、そのぶん厚みと重さが増えて見た目は大きく異なります。

 スペックはプロセッサーがSnapdragon APQ8064 Pro クアッドコア(1.5GHz)、メモリー2GB、内蔵ストレージ16GB。外部ストレージは最大32GBまでのmicroSDカードに対応しています。OSはAndroid 4.1を搭載し、バッテリー容量は23700mAhで、Xperia Zと同様、バッテリーの交換はできません。

 デザインはXperia Zのガラス素材のフルフラットで薄くシャープなボディーに対し、Xperia ZLは角は丸みを帯びマット調かつシボ加工風で持ち心地を重視しています。カラーバリエーションは、ブラックとホワイトの2色のみで、人気のパープルは用意されていません。

 本体のサイドには、 Xperiaならでの特徴的なカメラキーと、丸い金属の電源ボタン、音量ボタンを配置。 防水防滴は非対応で、イヤホンジャックやmicroUSB端子はコネクタキャップがなくダイレクトに接続できます。また、背面の下部だけカバーが開き、そこにSIMカードやmicroSDカードのスロットがありました。本体の左下にストラップホールがあるのもうれしいところ。

 カメラ機能はメインカメラが約1310万画素の裏面照射積層型CMOSイメージセンサー“Exmor RS for mobile”と、LEDフラッシュを搭載。そして非常にユニークなのが、約200万画素のインカメラ。一般的にディスプレーの上にあるはずのインカメラは、なんと右下に配置されています。はたして撮影しやすいのか疑問ですが、構造上この位置にあるのです。

 Xperiaならではの特徴として、1080pフルHD対応のディスプレーにはシーンやコンテンツの解像度に応じて自動で最適な効果をかけるモバイルブラビアエンジン2を搭載。イヤホン使用時には、こだわりの重低音やバランスのいいサウンドを再生する「クリアオーディオ」や、迫力のあるスピーカー再生できる「xLOUD」にも対応するなど、エンタメ性能にも優れたモデルでした。

 ちなみに「Xperia ZL」と同等のモデルが、ブラジルでも「Xperia ZQ」という名称で販売されていました。

 2013年は、「Xperia Z」の大躍進により日本でも不動の地位を確立したXperiaシリーズですが、海外ではこうしたフラッグシップモデルの兄弟機とも言えるモデルを次々と展開していたのです。

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