300HzパネルにCore i9-10980HKとGeForce RTX 2080 SUPER Max-Q搭載の最強スペック
MSIの最上位ゲーミングノートPC「GS66 STEALTH」がeスポーツ向けに最適な理由とは
ゲーミングノートPCはスペックでいくつかに分類されるが、今回紹介するのはMSIのeスポーツ向けモデル「GS66 STEALTH」だ。eスポーツ向けタイトルと言えば、高スペックを要求せずとも十分なフレームレートが出るため、CPUはともかくミドルレンジGPUを搭載してエントリー向けの位置づけのモデルもある。ところがGS66は現時点で最強クラスのスペックでありながらeスポーツ向けをうたっている。すなわち勝利のためのeスポーツ向けゲーミングノートPCだ。
300HzパネルとハイエンドCPU&GPUが最高の画質でeスポーツを有利に導く
MSIと言えばゲーミング。源流をたどればマザーボードやとくにビデオカードでの実績が理由だが、ゲーミングノートPCも早くから日本市場に切り込み、今や秋葉原のPCパーツショップだけでなく全国の家電量販店でも取り扱いがある知られた定番的存在になっている。
そんなMSIのゲーミングノートPCには、「GT TITAN」「GS STEALTH」「GE RAIDER」……といくつかのシリーズがある。冒頭で紹介したようにGS STEALTHはeスポーツ向けだ。シリーズの方向性が決まるのはスペック。GS66シリーズは15.6型パネルを採用し、その筐体内にハイエンドスペックを詰め込んでいる。スペックの鍵となるのが、Intel第10世代Core、NVIDIA GeForce RTX 20シリーズ、そして300Hzのハイリフレッシュレート液晶ディスプレイだ。
ここで挙げた3つのeスポーツ向けスペックの中でも、300Hz対応液晶ディスプレイはeスポーツではとくに重要だろう。リフレッシュレートとは、1秒間にディスプレイ上の映像が描き換わる周期を意味する。1秒間に300回描き換えているわけだ。PCで標準とされるリフレッシュレートは60Hz。テレビで言うところの5倍速パネルになる。テレビで○○倍速と掲げる場合、それは映像のスムーズさを意味する。動きの激しいスポーツなどで映像がカクカクすることなく、残像感なく映し出されるということだ。
PC用ディスプレイにおけるリフレッシュレートも同じだ。一般的なPCが60Hzであるように、つまり秒間60フレームが出せれば通常ならスムーズに見える。PCゲームの快適さの指標として60fpsをボーダーラインにするのはこのためだ。ところが、eスポーツの大会などガチの世界では1フレームでも先にライバルの行動を察知し、次の行動に移ることが重要になる。300Hzならば1/60秒の間にさらに5フレームの映像が映し出される。つまり1/300秒でもより早く気づくことが勝利につながると言うわけだ。
ただし、PCにおけるフレームレートは一定ではない。高性能なCPU&GPUを搭載できればより高いフレームレートが得られるということは想像できるだろう。eスポーツ向けタイトルは比較的グラフィックス負荷が低く、ミドルレンジGPUでも高めのフレームレートが出るものが多い。それでも300fpsというのはなかなか敷居が高いものだ。通常なら画質を落としたり解像度を落としたりすることでグラフィックス負荷を下げてフレームレートを稼ぐことになる。ところが解像度を落とせばディテールが失われてしまう。画質は一定のレベルを下回るとゲームの雰囲気までがらりと変わる。ゲーム本来の楽しさという部分が失われてしまいかねない。そこでGS66のハイスペックが意味を持つことになる。
GS66の内部スペックはeスポーツ向けとしては非常に高い。GS66シリーズには3モデルあるが共通で、CPUにIntel第10世代のCore i9/i7、GPUにNVIDIA GeForce RTX 2080/2070 SUPERを採用している。どちらも現時点で最新のハイエンドグレードだ。こうしたスペックが「高画質のまま高fps」を可能にする。画質や解像度を犠牲にせず、高フレームレートを実現できるのがGS66だ。
今回お借りしたのは「GS66-10SGS-020JP」。3モデル中の最上位モデルでCore i9-10980HK、GeForce RTX 2080 SUPER Max-Qを搭載している。また、下位モデルもCore i7-10750H、GeForce RTX 2070 SUPER Max-Qを搭載しており、シリーズすべてがそもそもミドルレンジよりも上のスペックだ。
Core i9-10980HKは、8コア16スレッドというデスクトップCPUに匹敵するコア/スレッド数であり、最大クロックも5.3GHzと非常に高いスペックだ。現在のノートPC向けCPUで最上位のモデルである。今、多くのゲームタイトルが4コア8スレッドを最小としている。その倍のコア/スレッド数だから余裕も十分だ。それに、高フレームレートであればそれだけCPU側も高性能が求められる。より多くのフレームを処理する必要があるからだ。
GeForce RTX 2080 SUPERも現時点のノートPC向けGPUで最上位のモデルだ。CUDAコア数は3072基で、これはデスクトップ向けのGeForce RTX 2080 SUPERと同じ。動作クロックは電力や熱設計に制限のあるノートPC向けに抑えられているもののノートPC向けGPUの中では十分に高クロックだ。そして256bit接続、14GbpsのGDDR6メモリを8GB搭載している。ここも十分な画質で高いフレームレートを実現するためには重要なスペックだ。
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