新車を買った情報2020 第57回

マツダ ロードスターRFに襲いかかる石と爪

■私のロードスターはここに傷ができやすい

　傷なんてクルマの性能に関係ないし、どうでもいいじゃないか。かつては私もそう考えておりましたが、外観が痛んでくるとクルマの扱いも雑になってゆく。「割れ窓理論」のようなもので、しまいにゃどこかにぶつけても平気になったりするわけです。

　だから気になるんですねえ、爪による引っ掻き傷。これは人の心がけ次第で防げるものだけに、見つけると余計に心が痛む。

　引っ掻き傷といえばドアノブ周りにできるものですが、私のロードスターはドアの肩に集中しております。ドアを開ける勢いが強すぎた、あるいは風でドバッと開きそうなところを掴んで止める。そうした時に爪が当たってしまうわけです。

　低いドアノブより手を掛けやすいので、閉める時もここを押してしまう。これも車体が低い車種ならではの傷かもしれません。ドアの開閉はノブをつかんで、ゆっくり優雅に行ないたいものです。

　同様の傷はトランクリッドのマツダロゴ右にも見られます。リッドを上から手のひらで押せばいいのですが、ホコリで汚れているとつい指先でやりがち。マメな洗車を心がけたいものです。

　しかし人の心がけに関わらず、容赦ないのが近所の猫であります。これも車体が低いせいで、奴らはひょいと天井に上がって日向ぼっこなんかしはじめる。ところがたまに下手なやつがツルッと滑るんでしょう、おかげで天井には爪痕があちこちできております。

　こういうものを防ぐにはカーカバーしかないだろうと、有名な「カバーライト」の製品買ってはみましたが、毎日使うクルマでは着脱が面倒で、まだ箱から出してすらいません。