Lark Technologiesは6月23日、同社が提供する統合型コラボレーションツール「Lark」のビデオ会議向けの機能を強化したと発表。
多くの企業や団体でリモートワークの導入が進むなか、対面では円滑に進んでいた会議もオンラインだと上手く意思疎通が取れない場面があるなど、リモートワークならではのコミュニケーションに関する課題も多く聞かれるようになってきている。特に、ドキュメントを使用するビデオ会議では、画面共有とは別途で、参加者にファイルやリンクを事前に送るなどの手間があったという。
そうした課題を解決するため、LARKではデスクトップ画面のシェアではなく、ファイルそのものをシェアする「マジックシェア機能」を提供している。ビデオ会議中にファイルを共有することで、会議の参加者全員が自分でファイルを操作(自分のペースでスクロールし、閲覧できる)したり、シェアされたファイルを画面から直接共同編集したりできる。
Lark Technologiesは今回、ビデオ会議の生産性をさらに向上させるため、共有者はもちろん、ほかのミーティング参加者も共有画面をコントロールできる「共有画面のリモートコントロール機能」、自分の音声や音声付き動画などを共有できる「音声共有機能」、共有画面にミーティング参加者が書き込める「共有画面への書き込み機能」などを実装した。
ホストコントロール機能の強化により会議参加者の制限や一斉消音も可能になったほか、発言者が画面に大きく表示されるダイナミックレイアウト機能、背景ぼかし機能、音声ノイズやキーボード音の削減機能などを追加した。
そのほか、iOS 11以降/Android 8以降から画面共有ができる「モバイルでの画面共有機能」、事前に会議のIDを発行できる「会議IDの事前発行機能」、英語・中国語の字幕を表示する「字幕機能」、質問やURL共有に便利な「ビデオ会議でのチャット機能」も追加。また、マジックシェア機能がWord、Power Point、Excelなどのオフィス製品やPDFに対応した。