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最新パーツ性能チェック 第301回

最新チップセットB550はX570/B450とどう違う? ASRockの人気マザーボード「Steel Legend」シリーズで違いを検証

2020年07月03日 11時00分更新

文● 加藤勝明(KTU) 編集●ジサトラハッチ/ASCII

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B550のストレージ性能をチェック

 ではB550 Steel Legendのパフォーマンスチェックだが、今回は2本のM.2スロットの挙動の違いを、X570 Steel LegendやB450 Steel Legendと対比させながら見ていこう。今回の検証環境は以下の通りとなる。メモリークロックをXMPでCPU定格に合わせた以外は、デフォルトの設定で検証した。

【検証環境】
CPU AMD「Ryzen 9 3950X」
(16コア/32スレッド、3.5GHz~4.7GHz)
マザーボード ASRock「B550 Steel Legend」(BIOS 1.10)
ASRock「X570 Steel Legend」(BIOS 2.60)
ASRock「B450 Steel Legend」(BIOS 3.20)
メモリー G.Skill「F4-3200C16D-16GTZRX」
(DDR4-3200、8GB×2)
ビデオカード ASRock「Radeon RX 5500 XT Challenger D 4G OC」
(Radeon RX 5500XT)
ストレージ Corsair「CSSD-F1000GBMP600」
(NVMe M.2 SSD、1TB)
電源ユニット Super Flower「Leadex Platinum 2000W」
(2000W、80Plus Platinum)
CPUクーラー Corsair「H115i Pro RGB」
(簡易水冷、280mm)
OS Windows10 Pro 64bit版(May 2020 Update)

 前述の通りB550 Steel LegendのM.2スロットは、CPU側がGen4 x4接続なのに対し、チップセット側はGen3 x2接続となる。このスロットに同じGen4 x4接続のSSDを装着した場合、読み書き速度にどの程度の違いが出るか見ていこう。比較用にX570 Steel LegendとB450 Steel LegendでもCPU側とチップセット側のM.2スロットで同様のテストを行なった。読み書き速度の測定は「CrystalDiskMark」を使用している。

B550 Steel Legend、CPU側のM.2スロットにGen4 x4接続のSSDを装着した時の読み書き速度

B550 Steel Legend、チップセット側のM.2スロットにGen4 x4接続のSSDを装着した時の読み書き速度

X570 Steel Legend、CPU側のM.2スロットにGen4 x4接続のSSDを装着した時の読み書き速度

X570 Steel Legend、チップセット側のM.2スロットにGen4 x4接続のSSDを装着した時の読み書き速度

B450 Steel Legend、CPU側のM.2スロットにGen4 x4接続のSSDを装着した時の読み書き速度

B450 Steel Legend、チップセット側のM.2スロットにGen4 x4接続のSSDを装着した時の読み書き速度

 これらの結果から分かる通り、B550 Steel LegendではGPU側ならGen4 x4の速度がキッチリ出せるが、チップセット側だとGen3 x2相当の性能に落ち込むことが分かった。一般に流通しているNVMe SSDはGen3 x4接続であるため、あと2レーン追加して欲しかったところだが、安価なQLCタイプのSSD専用にするなどで運用すれば問題ないだろう。どちらのM.2を使ってもGen4 x4の性能を出したければX570 Steel Legendを買えばいいだけの話だ。

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