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ついに7万箱の生産上限に、減らない競争率

シャープ製マスク、いよいよフル生産体制か? 騒動から1ヵ月、販売方法再考の時期に

2020年05月18日 22時02分更新

文● 大河原克行 編集●ASCII

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 シャープが、3回目となる自社製マスクの抽選販売を行った。

 第3回抽選では、当初予定していた6万箱の当選数を7万箱に増やし、当選倍率は106倍となった。

 これまでの経緯として、第1回は3万箱の販売予定を4万箱に増量。第2回は、5万箱の予定で募集したものの、抽選時点では6万箱に増量。さらに第3回では、6万箱の予定を7万箱に増量し、毎回告知時の数量を超える数を出荷している。

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 だが、今回の7万箱という数量は、重要な意味を持つ。というのも、同社が想定していた「フル生産」に匹敵する規模に達しているからだ。

 販売を開始した当初、1日あたりの生産量は15万枚、それを最終的には1日50万枚を生産する計画を打ち出してきた。

 一方、現在のシャープでは、毎週水曜日に抽選を行い、1週間分の生産量を対象に抽選している。抽選販売の対象となるシャープ製マスクは、1箱あたり50枚入りとなっているため、フル生産の日産50万枚を7日間生産して350万枚。50枚入りとすれば、350万枚(7万箱)になるのだ。

 つまり、今回の抽選数量となった7万箱が、生産数量の上限ということになる。

7万箱の当選者を出してお、まだフル生産ではない!?

 だが、シャープでは、「現時点では、まだフル生産の状況ではない」とする。

 販売数量の上では、当初の上限値に到達していながらも、フル生産ではないとする理由について同社は明確にしていないが、想定されるのは、実際には、当選しながらも、なにかしらの理由で、購入しなかった人の分が一定数量残り、その分が次回に繰り越されているということだ。

 当選していながらも、購入に至らなかった人の理由としては、すでになにかしらの形でマスクが入手でき、シャープ製のマスクを購入しなくてもいい状況になったなど、購入を取りやめる理由があった場合のほか、当選通知メールに気がつかなかった、あるいは期日までに注文しなかったといったような、「うっかり」で購入を逃した例もあるだろう。また、シャープによると、登録されたメールアドレスが間違っていて、当選通知を送ったものの送信エラーになった当選者もいたという。

 このように当選しても購入しなかった人の分を回すことで、フル生産ではなくても、フル生産に匹敵する数量を提供できたものと推測できる。

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