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柳谷智宣の「コロナに負けるな! 飲食店&生産者を買って応援!」 第8回

五反田「イタリアン酒場 イルンゴ」、おいしいです:

「映画でよく見る四角いあの箱」でパスタをテイクアウトできるお店

2020年05月18日 11時00分更新

文● 柳谷智宣 編集●ASCII

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日本では見かけないあのテイクアウト箱

 品川区の五反田駅から徒歩2〜3分、遊楽街の奥に「イタリアン酒場 イルンゴ」がある。おいしいパスタと手頃な価格のワインで盛り上がりたい! というときに利用しているおすすめの店。2008年にオープンしたそうで、筆者は2012年から通っている。

 普段は18時から翌2時(24時以降はバータイム)の営業だったが、現在は、11時半から14時までがランチとテイクアウト、16時から20時までがディナータイムとなっている。

「イルンゴ」はこの看板があるビルの地下1階にある

 「コロナの影響はバッチリ受けてます。1月末から、大口の団体さんがキャンセルするようになり、その後は常連さんが心配して来てくれるだけになりました」と店主の辻本純平さん。ご夫婦で店を切り盛りしている。

 いつもは、トリッパのトマト煮込みやムール貝の白ワイン蒸しからの、ピザ&パスタ。おなかがすいていれば、肉で締める流れ。その間、料理に合うワインをグラスでもデキャンタでもボトルでも出してくれる。6〜8人くらいが座れるブロックが3つあり、ある程度に人数がいれば、セミ個室のような雰囲気で楽しめる。

 辻本さんご夫婦は気さくで、料理やワインの質問やリクエストにも気軽に応えてくれるのでありがたい。

イルンゴ店主の辻本純平さんと寿美恵さん

 自粛要請による時短営業を開始することになり、1週間の準備期間を経て、4月20日からテイクアウトを開始した。ランチ&テイクアウトメニューはパスタとサラダとパンのセット。パスタはビアンコとロッソ、クリームから選べる。パスタは日替わりだ。

 5月1日に伺ったのだが、その日はビアンコが「ベーコン・青菜 ペペロンチーノ」、ロッソが「鶏ひき肉・ナス トマトソース」、クレームが「スモークサーモン・春キャベツ クリームソース」というメニューだった。

パスタにサラダとパンがついてなんと700円。安すぎて心配になる

 そこで、クリームとロッソを注文。もちろん、ビアンコも好物だが、3人前は食べられない。自分の店に戻って、事務作業をしながらいただくことにした。

 テイクアウトの箱が四角い紙製だったので、「ほー」と思って見ていた。アメリカの映画のテイクアウトはみんな四角い入れ物なのに、日本では見たことがなかったので、珍しかったのだ。

 そうしたら、辻本さんも、海外映画で見るテイクアウトの容器で出したくて、あえて探し出した、とのこと。同じ感覚だ(笑)。

 イルンゴのパスタは個別に味付けしていくのではなく、ヒトサラとして味付けするので、塩分の合計量が控えめ。その分、水分量が少なく、濃厚なのが特徴だ。

テイクアウトの中身

 時間を開けずに食べるように言われていたので、すぐにいただくことに。パスタは好みの味で、もちろんおいしい。サラダもパンもついて、ボリュームたっぷりなので、2人前は1人で食べきれず、スタッフとシェアさせてもらった。700円と手ごろな価格なのに、男性でも十分な量なのがうれしいところ。

 ごちそうさまでした。皆さんも、ぜひコロナで困っている飲食店をテイクアウトやデリバリー、通販で支援お願いします。

イタリアン酒場 イルンゴ

住所:東京都品川区東五反田1-18-5 ライオンズマンション山口ビルB1
電話:03-3440-5765
URL:https://sites.google.com/site/ilungogotanda/

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