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Xperia温故知新! 波瀾万丈な歴史を紐解く 第52回

ミドルスペックだけど個性的なデザインと小型で107gの「Xperia sola」

2020年04月30日 10時00分更新

文● 君国泰将 編集● ASCII

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 日本でAndroidスマホといったらXperia! というくらい、スマートフォンのブランドとして認知されている「Xperia」。常に最新の技術とスマホのトレンドを取り入れて業界の最先端を走るXperiaシリーズですが、その歴史は決して順風満帆ではありませんでした。これからのXperia、ひいてはスマートフォンの来し方行く末を、ソニー大好きライターの君国氏に写真とともに紐解いてもらう連載です(Xperia 1以降は番外編としてグローバルモデルを紹介しています)。

NFCタグとの連動も楽しかった
「Xperia sola」

 今回紹介するのは、2012年に登場した「Xperia sola」です。コードネームはPepper、モデル番号は「MT27i」。ロボットみたいなコードネームですが、ちゃんとスマホです。発売当初の価格は329ユーロ(約3万8000円)でした。

 ディスプレーは3.7型(480×854ドット)のマルチタッチ対応で、テレビ「BRAVIA」のエンジンを搭載していました。ディスプレーとバックキー、ホームキーを含むベゼル部分は、本体より一段浮いて2段式のデザインとなっていることが特徴。ディスプレーがせり上がった隙間にLEDライトが備わっており、操作の際に白く発光し、ちょうどXperiaロゴあたり照らすといったギミックをもっていました。

 また、ディスプレーから指を浮かせた状態でも操作できる「フローティングタッチ技術」により、ホーム画面やウェブページなどでマウスのホバリングと同じような使い方ができたのです。

 スペックを見ると、CPUが「Xperia P」と同じくST-Ericsson製「NovaThor U8500」(1GHz デュアルコアプロセッサー)を採用しているものの、メモリーは512MB、ストレージは8GBと抑えめめ。バッテリー容量は1320mA、OSはAndroid 2.3を採用し、発売から半年後にAndroid 4.0へとアップデートされました。アップデートでは手袋をしたままでも操作できる「グローブモード」など、独自機能も追加されています。

 本体サイズは、約59×116×9.9mm、重さは107g。手のひらにおさまるコンパクトサイズで、軽量かつスリムなデザインを採用しています。背面のカバーは着脱式となっており、SIMスロット、microSDカードスロットがありますが、バッテリー交換はできません。カラーバリエーションは、ブラック、ホワイト、レッドの3色が用意されていました。

 メインカメラには約500万画素のCMOSセンサーを搭載。LEDライトや、物理キーとしてのシャッ ターボタンも備え、720p動画の撮影も可能です。

 そのほか、microUSB端子、35mmオーディオジャックを搭載。NFCも内蔵し、そのNFCと連携する「SmartTags」を本体に付属し、あらかじめアクションを設定しておくことで、付属するタグをスマホにかざすだけで、アプリを呼び出したり特定の機能を呼び出すといったタスクを動作させる使い方もできました。

 グローバルならではのミドルレンジモデルですが、段差のある特徴的なデザイン、107gと圧倒的に軽い点は他にはない唯一無二の武器でした。

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