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iPhone SE(第2世代)レビュー

新iPhone SEはココに注目!8や11と比べてわかった「買い」な理由

2020年04月27日 12時00分更新

文● 山本 敦 編集●飯島恵里子/ASCII

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Qi規格に対応するワイヤレス充電が可能

バッテリーのスタミナが「iPhone 8とほぼ同じ」であることがなぜスゴいのか

 先述した通り、第2世代のiPhone SEは「iPhone 8の筐体にiPhone 11シリーズの頭脳を載せたスマートフォン」である。A13 BionicチップはiPhone 8が搭載するA11チップに比べて、CPUは約1.4倍、グラフィック処理を司るGPUは約2倍も高速化している。チップの処理性能が上がると、通常は駆動時の消費電力も高くなって、スマホ全体としての消費電力も増えるはずだ。つまり内蔵バッテリーの駆動時間は短くなるはずなのに、iPhone SEは消費電力効率を見直してパフォーマンスと省エネ性能の両立を達成しているからスゴいのだ。

 筆者はまだiPhone SEを手に入れてから試して数日しか経っていないが、YouTubeを連続視聴したり、カメラで少し長めに動画を撮ってみてもバッテリーの減り具合は穏やかなように感じる。

 ただやはり内蔵バッテリーのスタミナ性能では群を抜くiPhone XRの系譜を継ぐiPhone 11の方が、比べてしまうとさすがにバッテリーのタフネスではiPhone SEよりも上を行く。例えば出張の多いビジネスパーソンはiPhone 11シリーズを選んだ方が後々満足度が高いかもしれない。

 ビジネスパーソンには、iPhone SEがeSIM機能を搭載していることも知らせておきたい。現在は新型コロナウィルスの影響により、海外に渡航することは困難な状況が続いているが、状況が好転してまた海外出張にも出かけられるようになった時に、海外で安価なeSIMの通信プランを見つけて利用すれば通信まわりの経費が抑えられる。

バッテリー設定から「最適化されたバッテリー充電」をオンにしておくと、ユーザーの充電サイクルをiPhoneが学習。内蔵バッテリーセルの劣化が軽減できる

 iPhone SEは同じ4.7インチのiPhone 8、iPhone 7と本体の形状や背面カメラの位置などが共通なので、iPhone 8の本体カバーや液晶保護フィルムなどが使える場合がある。ただ、本体カバーについては、iPhone SEのワイヤレス充電を活用する予定がある場合は、ワイヤレス充電には非対応のiPhone 7用をうたった製品を使うことは、安全性の面から考えて避けた方が無難だと思う。

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