カプコンが手がけたサバイバルホラーシリーズ第3作のリメイク版「バイオハザード RE:3」(以下、RE:3)。「RE ENGINE」を駆使して描かれた本作は、オリジナル版の懐かしさとさらなる面白さを兼ね備えた完全新作である。改善されたゲームシステム、映画さながらの派手なカットシーン、リアルに生まれ変わった登場人物など、多くのゲームファンを虜にする魅力が詰まっている。
さて、今回紹介するタイトルは、本作に収録されている「バイオハザード レジスタンス」。4人の「サバイバー」と1人の「マスターマインド」が互いの目的を果たすべく、熾烈な攻防戦を繰り広げる非対称対戦サバイバルホラーだ。マルチプレイとなっており、友人たちと一緒に共闘もしくは対戦できるのが魅力的なポイントとなっている。
前回はRE:3を紹介したが、2回目となる本記事ではバイオハザード レジスタンス(RE:3と同様、PC版を試遊)の魅力を掘り下げたい。
連携必須の協力プレイ!
サバイバーの特性を生かし、恐怖の実験場から脱出せよ
4人のサバイバーは、それぞれの強みを活かしながら3ステージごとに課せられたミッションをクリアし、制限時間内に脱出すれば勝利となる。マスターマインドが放つ罠をかいくぐりながら、脱出に必要なアイテムを回収したり、オブジェクトを破壊するといった条件をクリアしなければならない。
サバイバーの強みとは、不利な状況を有利に変える「固有スキル」である。近接戦闘に特化したスキルや体力回復のスキルなどを用意。多彩なスキルを有効活用すれば、マスターマインドの罠を打破できるはずだ。なにより大事なのはチーム間のコミュニケーション。味方と協力し、困難を乗り越えていくことがサバイバー側の楽しみ方といえる。連携が噛み合ってクリアできたときの達成感はもはや最高としかいいようがない。
また、キャラクターごとに固定スキルに加えて「クラス」の概念もあり、それに応じてチームバランスを考慮しなければならない。あらゆる困難に対応できるようなチーム構成が求められるのだ。
また、仲間がやられるとリスポーンまでに数秒かかるほか、制限時間が減る仕様になっている。1人ならまだしも、2人以上やられると人数差が生じてしまうため、チームとの連携が必須となる。仲間の復活を待つ間にゾンビの大群が押し寄せてきたら阿鼻叫喚の事態になるからだ。サポートスキルを使って仲間を回復したり、攻撃スキルを使って速やかに敵を倒すといった、チームプレイを意識した立ち回りができないとクリアは難しいだろう。
予測不可能な罠に恐怖しながら攻略していくという、アトラクションライクのゲーム性がとにかく面白い。ボイスチャットをつないで友人たちとプレイしたら間違いなく盛り上がるはずだ。恐怖とスリル、そして笑いを共有し合うのに最適といえよう。
友人たちと一緒に、お化け屋敷やリアル脱出ゲームを彷彿とさせるアトラクションを疑似体験する。それこそがサバイバー側だけの醍醐味だと思われる。
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