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GoogleやMicrosoftの機械翻訳より優秀?高精度な翻訳機能で話題になった「DeepL」

2020年04月20日 07時00分更新

文● 小山 安博

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 PCに保存されたWord(.docx)とPowerPoint(.pptx)のファイルをアップロードして翻訳する機能も搭載。ただし、現状は日本語の翻訳には対応していないようだ。英語、ドイツ語、フランス語などの従来から対応していた言語はサポートしており、翻訳のためにファイルをアップロードすると、翻訳した後それぞれのファイルがダウンロードされる。

WordとPowerPointファイルの翻訳はできるが、現時点で日本語は非対応

 WindowsとMacに対応したアプリも用意されており、ダウンロードしてインストールすると常駐し、WindowsであればCtrl+Cを2連続で押すといった割り当てキーでコピーしたテキストを自動で翻訳してくれる。Webサイトの自動翻訳などの拡張機能は用意されていないが、コピー動作だけで翻訳してくれるので簡単に翻訳ができる。

コピーしたテキストを翻訳する常駐アプリ。Ctrl+C×2などの割り当てキーによって自動起動する

 基本的に無料で利用できるが、有料のプロプランも用意されており、訳文を表示するとすぐに消去して機密性を確保したり、文字数制限の撤廃、DeepLの組み込み、APIアクセスといった機能が利用できる。料金は年払いでは1人月額5.99ユーロなどとなっている。

 実際に試してみると、比較的自然な翻訳をしてくれるようで、逆翻訳しても意味が通じることが多い。Google翻訳と比べても固有名詞や固有表現も適切に翻訳できる場合が多く感じるので、日常的に使えるレベルの精度となっているようだ。翻訳結果で別表現に簡単に切り替えられる点はポイントが高く、表現の工夫にも使えそうだ。

 なお、スマートフォン向けのアプリはないが、Webサイト経由で使えるため、スマートフォンからでもブラウザを使えば利用可能だ。

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