最新パーツ性能チェック 第291回
ASUS、Lian Li、Thermaltake、SilverStone、EASYDIY製品をチェック
ライザーケーブルでグラボの性能は落ちるのか?現行7製品で検証
2020年04月15日 11時00分更新
実際のゲームでは差が出ることもある
3DMarkではほとんど差異が認められなかったが、実際にゲームで計測してみなければ結論は出せない。そこで、まずは負荷が軽めのゲームの代表として「Rainbow Six Siege」を使ってみた。APIは「Vulkan」とし、画質は最高をベースにレンダースケールを100%に設定。ゲーム内ベンチマーク機能を用いて測定した。解像度ごとに違いを見ていこう。
このゲームでもフレームレートに大きな変化はない……と言いたいところだが、EASYDIYの300mmモデル(PCI Express Extender Cable -30cm 90 degree)にのみ、目立ったフレームレートの下落が認められた。直結時の平均フレームレートを100%とした場合に最大12%程度落ちていたのだ。
なお、平均フレームレートだけなら直結時に対してやや上がった製品も確認できたが誤差の範囲内で、最低フレームレートに関してもほぼ変わらかった。しかし、EASYDIYの300mmモデルは最低フレームレートも大きく落ち込んでいる。3DMarkのPCI Express feature testで帯域がほんのわずか落ちていたことと関係していると思われる。
解像度を上げても最低フレームレートの落ち込みが変わらないため、何らかの原因でフレームレートの足を引っ張っているのだろう。3DMarkで差が出なかったことを確認した状態からハードに手を触れずにこのベンチマークを実行しても傾向は変わらず、かつ複数回ベンチマークを回しても変わらなかったのでこの差はベンチマークのブレではないようだ。
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