テレワークの助けになると思って自腹で購入
3月25日に新しいiPad Pro(いわゆる「第4世代」)が発売されました。さっそく筆者も12.9インチのモデル(128GB)を購入。iPad Proのファーストインプレッションやレビュー記事は、ASCII.jpにも掲載されているので、今回は「なぜ12.9インチなのか」という個人的な話をしたいと思います。
まずは、iPad Proにした理由。仕事で使うからです。「これからはテレワーク化が進む! MacとiPhoneのユーザーだから連携も苦じゃないし、PDFにガシガシ赤入れするからApple Pencilもあわせて買ってしまうか!」と、これは仕事のためであるからやむを得ない出費なのだ、うーん、ワハハ購入! そんなテンションです。翌月の支払いについては深く考えないことにします。
Cellurar+Wi-Fiモデルのほうが便利だという意見もありますが、自分の場合、iPhoneでテザリングができる、自宅でも編集部でもWi-Fi環境がある、購入するのは12.9インチなのでそんなに持ち歩いてバシバシ使わない、などの理由で、Wi-Fiモデルを選びました。
容量は、「音楽ファイルはiPhoneに入れているし、大容量のファイルはむしろMacで扱う。動画や写真の編集はそれほどしない、出費は抑えたい」と考え、128GBのモデルをチョイス。
とはいえ、11万5280円。あわせて買った第2世代のApple Pencilは1万5950円。ケースは「Smart Folio」も買いました、1万1500円。真顔になります。もういいや。
ともかく、これで編集部でも仕事でも役立つデバイスが手に入ったぜ! と思っていたのですが、持ち運ぶどころか、外出もしにくくなるような世情になってしまったのは、すこし悲しいことです。まあ、日本だけではなく、世界中の人たちが踏ん張っている状況。嘆いても仕方ありません。
意外と前モデルを買ってもよいかもしれない
さて、ご存知の方も多いとは思いますが、iPad Pro(第4世代)のスペックを確認しておきましょう。
11インチ iPad Pro (2020) |
11インチ iPad Pro (2018) |
iPad Air (2019) |
iPad (2019) |
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価格(Wi-Fi) | 8万4800円~ | 8万9800円~ | 5万4800円~ | 3万4800円~ |
価格(Cellular) | 10万1800円~ | 10万6800円~ | 6万9800円~ | 4万9800円~ |
ストレージ | 128/256/512GB 1TB |
64/256/512GB 1TB |
64/256GB | 32/128GB |
ディスプレー | 11型液晶 広色域(P3) True Tone |
11型液晶 広色域(P3) True Tone |
10.5型液晶 広色域(P3) True Tone |
10.2型液晶 |
フルラミネーション | ○ | ○ | ○ | × |
画面解像度 | 2388×1668 | 2388×1668 | 2224×1668 | 2160×1620 |
画素密度 | 264ppi | 264ppi | 264ppi | 264ppi |
サイズ | 247.6×178.5 ×5.9mm |
247.6×178.5 ×5.9mm |
250.6×174.1 ×6.1mm |
250.6×174.1 ×7.5mm |
重量(Wi-Fi) | 471g | 468g | 456g | 483g |
CPU | A12Z | A12X | A12 | A10 |
カメラ | 12メガ (F1.8) 超広角10メガ (F2.4) |
12メガ (F1.8) |
8メガ (F2.4) |
8メガ (F2.4) |
インカメラ | 7メガ (F2.2) |
7メガ (F2.2) |
7メガ (F2.2) |
1.2メガ (F2.2) |
生体認証 | Face ID | Face ID | Touch ID | Touch ID |
無線LAN | Wi-Fi 6 (MIMO対応) |
802.11ac (MIMO対応) |
802.11ac (MIMO対応) |
802.11ac (MIMO対応) |
SIM(Cellular) | nanoSIM+eSIM | |||
Apple Pencil | ○(第2世代) | ○(第1世代) | ||
Smart Keyboard | ○(Smart Keybaord Folio) | ○ | ||
Magic Keyboard | ○ | × | ||
コネクタ | USB-C | USB-C | Lightning | Lightning |
動作時間(ネット) | 最大10時間 | 最大10時間 | 最大10時間 | 最大10時間 |
バッテリー | 28.65Wh | 29.37Wh | 30.2Wh | 32.4Wh |
ワイヤレス充電 | × | |||
カラバリ | シルバー、スペースグレイ | シルバー、スペースグレイ、ゴールド |
12.9インチiPad Pro (2020) |
12.9インチiPad Pro (2018) |
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価格(Wi-Fi) | 10万4800円~ | 11万1800円~ |
価格(Cellular) | 12万1800円~ | 12万8800円~ |
ストレージ | 128/256/512GB、1TB | 64/256/512GB、1TB |
ディスプレー | 12.9型液晶 広色域(P3) True Tone |
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フルラミネーション | ○ | |
画面解像度 | 2732×2048 | |
画素密度 | 264ppi | |
サイズ | 280.6×214.9×5.9mm | |
重量(Wi-Fi) | 641g | 631g |
CPU | A12Z | A12X |
カメラ | 12メガ(F1.8) 超広角10メガ(F2.4) |
12メガ(F1.8) |
インカメラ | 7メガ(F2.2) | |
生体認証 | Face ID | |
無線LAN | Wi-Fi 6(MIMO対応) | 802.11ac(MIMO対応) |
SIM(Cellular) | nanoSIM+eSIM | |
Apple Pencil | ○(第2世代) | |
Magic Keyboard | ○ | |
Smart Keyboard | ○(Smart Keybaord Folio) | |
コネクタ | Type-C | |
動作時間(ネット) | 最大10時間 | |
バッテリー | 36.71Wh | |
ワイヤレス充電 | × | |
カラバリ | シルバー、スペースグレイ |
2018年発売の前モデル(第3世代)からアップデートされたポイントの中では、デュアルレンズとなっただけではなく「LiDAR Scanner」システムを搭載してAR体験が向上したカメラと、Wi-Fi 6をサポートしたほか、一部のLTEバンドに追加で対応した通信周りが目を引きます。なお、プロセッサはiPhone 11や新しいiPhone SEに搭載されたA13ベースではなく、A12Z Bionicです。
そうはいっても、第3世代と第4世代で使い勝手はそれほど大きく変わらないと思います。カメラをのぞけば、性能面で、「ああ、明らかに前モデルと違う!」と感じるシーンはそれほど多くないのでは。
だからこそ、価格が下がっているなら、前モデルを買うのも選択肢の1つかと思います。こちらでも第2世代のApple Pencilや、トラックパッドをそなえたキーボードケース「Magic Keyboard」も使えるわけですから。
そう、iPad Proと同時発表されたMagic Keyboard(3万4980円~)が気になる人は多いでしょう。アップルのBluetoothキーボードも同名なので、ちょっとややこしいのですが……。
アップル純正のキーボードケースとしては「Smart Keyboard Folio」もありますが、iPad Pro用の新しいMagic Keyboardは、iPadOS 13.4で初めて対応するトラックパッドと、パススルー充電が可能なType-C端子を搭載したことにくわえ、iPadを「磁石で浮かせて固定し、角度を自由に変えられる」という、その名の通り“Magic”な外見も気になるところです。
とはいえ、そちらは実物が手元にないので、レビュー記事はしばしお待ちください。今回は手元にあるiPad ProとApple Pencilで話を進めていきます。