このページの本文へ

家で仕事をする、家で遊ぶ。画面は大きいほうがいい:

iPad Proは今だからこそ12.9インチを買うべきでは

2020年04月18日 12時00分更新

文● モーダル小嶋 編集●ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

ディスプレーを増やしたかった、PDFに書き込みたかった

大きいことはいいことだ

 購入した理由を、もう少し詳しくお話しましょう。

 筆者はMacユーザーなので、まず思いつくiPadとの連携というと、Macのデスクトップを拡張またはミラーリングするディスプレーとしてiPadを活用する「Sidecar」でしょう。

 ただ、筆者は未だに2015年モデルのMacBook Pro(Retina, 13-inch, Early 2015)を使っているので、この恩恵にあずかれません(参考:SidecarでiPadをMacの2台目のディスプレイとして使う - Apple サポート)。

 もっとも、編集部にも(なかなか行けなくなってしまいましたが)、自宅にも24インチのディスプレーがあるので、基本的にはMacBook Proをつないで、2画面で作業しています。MacBook Pro側で原稿のテキストを編集し、横のディスプレーで資料を見たり、Googleアナリティクスなどをチェックしたりといった具合。

筆者の自宅のデスク

 逆に言うと、MacBook Proを持ち歩くことが多いので(自分は荷物をすべてバックパックに入れてしまうのです)、iPad Proとキーボードを用意して、MacBook Proの代わりに使う……というシーンはあまり想定していません。「トラックパッドとキーボードを使いたいなら、もうMacBook Proでいいや」という発想です。

 では、iPad Proを、仕事中にはどう使うのか。まず1つは、ディスプレーを増やしたいとき。たとえば、原稿を書いているのだけれど、社内チャットの流れをしっかり追いかけたいとか、オンライン会議などでMacBook Proのディスプレーが埋まり、サブのディスプレーに原稿や議事録を表示させつつ、ちょっと手元でメールを見たいとか、そのような状況で役に立ちます。モバイルディスプレーに近いかもしれません。

YouTubeで動画を流しながら作業するのにもよいですね

iPad Proの「Split View」で画面を分割するという手もあります

 もう1つは、「画面に直接書きたい」という欲求です。たとえば、原稿への赤入れ。ウェブに掲載する原稿ならWordなどで編集してもよいのですが、週刊アスキーなどの作業では、やはり初校に赤ペンでカリカリと書き込んで、編集担当やデザイナーさんに戻したほうが伝わりやすいことが多い。

 しかし、いちいち紙に出力するのは手間ですし、なによりもこんな時代、PDFでやり取りできるなら、それに越したことはありません。

画面に書き込みたいので、第2世代のApple Pencilがガシガシ使えるiPad Proを選んだのです

 ほかにも、オンラインでの発表会も増えているため、原稿をキーボードで入力しつつ、iPad Proに手書きでメモを取るといったシーンもあります。オンライン会議中に思いついたことを書き留めておくにも重宝します。「手書きのノートでよいでしょう」と言われるかもしれませんが、iPad Proでメモを取れば、MacやiPhoneにすぐ転送できるメリットがあります。

 そのために、Apple Pencilは必須でした。第2世代は、本体の側面にマグネットでくっつけるだけでペアリングと充電が可能なのがとにかくラクでよろしい。

この充電方式が最高ですね。ラクです

 ちなみに、iPad Proの画面に貼るペーパーライクフィルムも買ったのですが、だいぶ書きやすくなったと感じます。「紙に描いている感」があるというか。ガラスにスタイラスがカチカチと当たる感じがどうも苦手な人は、ぜひご検討ください。

 このような用途で使うので、画面は大きいほうが作業しやすい。なので、12.9インチにしたのです。

カテゴリートップへ

ASCII.jp RSS2.0 配信中