今回のことば
「私たちが目指すのは、『お客様に寄り添うマイクロソフト』。そして、『デジタルトランスフォーメーションといえば、マイクロソフト』と認識されるようになること」
地球上のすべての人がより多くのことを達成する
日本マイクロソフトによる講演や会見の冒頭には、必ず1枚のスライドが使われている。「Microsoft Mission」と書かれたスライドである。
実はこれ、日本マイクロソフトだけの話ではなく、米マイクロソフトのサティア・ナデラCEOによる講演をはじめ、全世界のマイクロソフト社員全員が、対外的に話をする際に用いられているスライドだ。
ここには、「Empower every person and every organization on the planet to achieve more.(地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする)」と書かれている。そして、日本では、「日本マイクロソフトの目指す新たな企業像」をこのスライドのなかに追加。「革新的で、安心して使っていただけるインテリジェントテクノロジを通して、日本の社会変革に貢献する」という言葉も盛り込んでいる。
すべての講演や会見は、このミッションの説明に続いてスタートするのだが、昨年後半以降、日本マイクロソフトの幹部や社員による講演では、「お客様に寄り添うマイクロソフト」という言葉が入ったスライドが使われるようになった。
それは記者会見でも同様である。「Microsoft Mission」が最初に掲示され、「お客様に寄り添うマイクロソフト」のスライドを最後に映して終了するということが増えている。

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