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極寒の終末世界を生き残れ! ゲーム賞も受賞した都市シミュレーション「Frostpunk」PS4版をプレイ

2020年02月28日 11時00分更新

文● 松野将太 編集● ASCII

提供: DMM GAMES

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ポーランド発の人気シミュレーションゲームがPlayStation 4で登場

 DMM GAMESは2月27日、サバイバルシミュレーションゲーム「Frostpunk(フロストパンク)」のPlayStation 4(以下、PS4)版を発売した。また、同日にDMM GAME PLAYER版も発売しており、PCでもプレイできる。

 本作は、地球規模の大寒波により人類文明が衰退したポストアポカリプスの世界が舞台。蒸気を動力とした大型ジェネレーターで暖を取りながら共同体の継続を目指すゲーム性や、生き残りのために数多の選択とルールの制定を迫られ、倫理観をゆさぶられるシステムが高い評価を得ている。1月には北海道・稚内市で体験会が開催されて好評を博すなど、DMM GAMESもプロモーションに力を入れてきたタイトルだ。

世界的な寒波による極寒の大地を舞台に、スチームパンクな街並みの建設や人々の統治を楽しめる「Frostpunk」

PS4版の操作は、ゲームパッド向けに最適化されている

 本作のPC版は2018年からSteamにてリリースされていたが、PS4版はその操作をゲームパッド向けに最適化し、移植したものとなる。街づくり要素を含むシミュレーションゲームをPCでプレイしたことがあるゲーマーなら理解できると思うが、基本的にこうしたタイトルはキーボード・マウスを使った操作を念頭に置いている。

 そのため移植にあたって操作体系の見直しが求められることも少なくない。本作についてもその例に漏れず、UIの最適化と快適なキーアサインを設定するため、約1年の期間を要したという。

新たに採用されたUI「サークルメニュー」。右スティックで方向を選択し、〇ボタンで決定する

 たとえば、本作には建物を建てるための「建築」、ワークショップでエンジニアが新たな技術を開発する「テクノロジー」、人々の間に新たなルールを制定する「法律」といったメニューが用意されているが、PS4版ではそれらのアクセスをL2ボタンに割り振られた「サークルメニュー」に統一。ワンボタンですべてのメニューにアクセスできるよう練り直すことで、やるべきことが多い本作のストレスを軽減している。

豊富な施設の操作にもサークルメニューが用いられる

 加えて、サークルメニューは「建築」コマンドにも導入されている。L1ボタンとR1ボタンで建物のジャンルごとに分けられたタブを選択し、そこから施設やキャンプなどを右スティックの方向によって選択、〇ボタンで決定することで、マップ上に建設可能となる。建築物も種類が多いが、説明はリングメニューの中央部分に表示されるため、使っているうちにすぐ覚えられるだろう。

ヒートマップの確認はタッチパッドから。全体として、少ないボタン数で多くの機能にアクセスできるよう調整されている

 また、時間の流れを進める/遅らせる/止めるといった、シミュレーションには必須の時間操作機能を方向キーに割り当てることで、こちらもアクセスしやすくなっている。

 方向キー左右で時間の流れを4段階から選択できるほか、方向キー上で通常のゲームスピード、方向キー下でゲーム時間を止めるなど、頻繁に使う時間操作にワンボタンでアクセスできるわけだ。特に、とっさのアクシデントで時間を止めたい場面が多くある本作では、覚えておくべき操作だろう。

画質はPS4に最適化されており、PC版のように調整はできない

 PC版の「Frostpunk」をプレイ済みの筆者でも、各種ツリーへのアクセスから建築物の配置まで、操作系の変更をそれほど意識せず快適にプレイできた。PC版では利用できたグラフィックス設定は、PS4への最適化のためにオミットされているものの、画質については及第点といったところ。ゲーム自体は非常によくできているため、興味はあったがPCではゲームをプレイできる環境がない……というユーザーに大いにオススメできる。

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