久々に使ったニコン D780
一眼レフは「写真を撮った感」がダイレクトでヨシ!
久々に使ったフルサイズ一眼レフの「ニコン D780」。ミドルクラスのフルサイズ一眼レフともなると作りもしっかりしてるし操作性もいいしで、撮ってて懐かしい。懐かしいって言い方もひどいけど、個人的にはミラーレス一眼に完全にシフトしちゃったので、一眼レフでちゃんと撮るのは久しぶりなのだ。
いやあ、光学ファインダーを覗いてシャッターを押すとミラーがガシャッと動いて撮影するっていう撮影感覚は、「今撮ったぞ」感がダイレクトに伝わって楽しいですな。
というわけで、よく晴れた冬の昼、D780を持って歩いてたら、1階のベランダで気持ちよさそうに寝てる猫を発見。あまりに気持ちよさそうなので、起こさないようにそーっとそーっと撮影したのが冒頭写真。よく見るとスリッパを枕にしてる。このおうちに飼われてるのかそうじゃないのか分からないけど、このくつろぎっぷりからして、可愛がられてるのは間違いなさそう。これ以上近寄ると起こしちゃいそうだからそっと立ち去る。
冬の晴れた日に猫に出会いたいと思ったら、人目につきづらい日向を探すのがコツ。トラックと塀の間にわずかにできた刹那的な日向でキジトラのハチワレが毛繕いしてた。カメラを向けると、それに気づいたのか顔を上げて目を細めてこっちを見てるのだけど、身体は毛繕い体制のままというのがなんともカワイイ。
ただ冬は日が短いし、太陽の位置が低いのでよい日向に出会えないこともある。というわけで次は日陰で見つけた猫。ちょっと遠くにいてこっちを見て警戒しているようだったので、あまり近づかずにそっと。安全な場所からこっちを観察してる感がなんとも渋い。フルサイズセンサーはピントの合う範囲が狭いので、前後をぼかした写真を撮りやすい。こんな構図でも前後がぼけてくれるおかげで猫が背景に埋もれない。
ただ、本格的な一眼レフを持っちゃうと、どうしてもファインダーを覗いて撮ってたときのクセが出ちゃって、そうするとファインダーを覗いたまま最適な高さを求めて腰をかがめたりしゃがんだりひねったりと無意識にしちゃうから……腰にクるのである。一眼レフは健康に悪い、と思う。この歳になると。
D780はチルト式モニターで、ライブビューでも快適に撮れるんじゃないかと思い出して地面すれすれに構えてみたりするのである。

この連載の記事
-
第949回
デジカメ
猫撮り散歩に最高! 軽くて取り回し抜群のタムロンレンズで撮ると日常がこんなに楽しくなる -
第948回
デジカメ
最軽量・最速AF・長時間駆動! キヤノン「EOS R6 Mark III」が撮影のストレスを激減させる理由と猫撮影で実感したその実力 -
第947回
デジカメ
タムロンの新レンズが猫散歩の相棒に! 広角から望遠まで、地域猫との一瞬を逃さない高倍率ズームの真価 -
第946回
デジカメ
富士フイルムの「X-T30 III」はキジトラだけじゃない! フィルターで瞬時に撮りたい色にしてくれる -
第945回
デジカメ
富士フイルムの新カメラ「X-T30 III」でキジトラを撮ったらケモノっぽくてカッコ良く撮れた -
第944回
デジカメ
「iPhone 17 Pro」は最高のお気軽室内猫撮影スマホだった! -
第943回
デジカメ
猫好き必見! 動きが速すぎる猫のおもちゃ遊び撮影で見るミラーレス一眼の進化 -
第942回
デジカメ
突如訪れた愛猫の死! 過去さまざまな機材で撮影した写真で振り返りつつ悲しみを癒す -
第941回
デジカメ
夕暮れの猫たちを美しく切り取る「iPhone 17 Pro」のカメラに感動!4倍光学ズームと8倍クロップ望遠が便利 -
第940回
デジカメ
ライカカメラ搭載の「Xiaomi 15T Pro」はコスパ最強の猫スマホだった! -
第939回
デジカメ
パナソニック「LUMIX DC-TZ99」が実現する驚きの30倍ズームは猫を撮るのにピッタリだった - この連載の一覧へ















