スタートアップ出展者が感じたCES 2020の注目ポイント
「YOXOグローバルセッション CES 2020報告会」レポート
JETROが支援し日本のスタートアップを応援するJ-Startupでは今回28社が出展。昨年よりは増えてはいますが、まだまだ少ないのが現状。別の日本企業を紹介するブースを含めても全体の5%にも満たない。韓国は日本の3、4倍。台湾もかなり力を入れていました。フレンチテックは今年400社ほど。日本のスタートアップや中小企業はどんどん出展してほしいですね。
ゲートボックスは、初音ミクのような二次元の嫁みたいな感じでアバターと一緒に暮らすというコンセプトだが、米国企業と組んでリアル志向のトレーナーや秘書みたいな感じのキャラクターを表示。ネットニュースでは米国のキャラクター好きでもこれはないとも言われていた。ゲートボックスとしては日本人と米国人の好みを迷われてした選択だったのではないかと思う。。CESは試行錯誤で挑戦する実験の場にもなっている
フレンチテックでは、キートップを自由に表示が切り替えられるもの。文字だけでなくフォトショップのショートカットなども表示可能。1つ1つのキートップ表示が変わるのではなく、下に敷いてある一枚の電子ペーパー全体の表示を変更している。キートップの周りにある膜の上下を検知してキーが押されたかを認識しているようだ
スマート印鑑。アプリが明滅を繰り返すことで、通信できるもの。スタンプ側にもアプリ側にもブロックチェーンを使って記録。デジタル化の波に逆行しているかもしれないが、物理的な誰でもわかりやすいインターフェースが特徴
最後にLOVOTのロボット。CESのイノベーションアワードにも取り上げられ注目を浴びたけど、「高くて誰が買うの?」「何に役立つの」など、いろいろ意見がありました。それはそれで正しいと思います。でも例えばディズニーがこれを買収したらまた話は変わってくるのではないでしょうか。
話題になったからといって成功するわけではありません。しかし、ディズニーは以前Spheroを買収し、スター・ウォーズにBB-8として登場させ、おもちゃとして販売しています。成功するかしないかは紙一重。そういった実験場を目の当たりできるのがCESの良さでもあります。





































