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前田知洋の“マジックとスペックのある人生” 第107回

オリジナルステッカー作りが楽しい PT-P900Wのスペック

2020年01月17日 12時00分更新

文● 前田知洋 編集●ASCII

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 前から欲しいと思っていたんですよね、ラベルプリンター。しかし、今まで購入していなかったのは、筆者が神経質なのかもしれませんが、少しジャギーな感じの文字とか、文字間隔とか、余白とか、蛍光っぽいテープとか…いろいろと苦手なんですよね。

 そんな欠点を解消した、印刷解像度がやや高めの業務用に近いラベルプリンターがあったらいいなぁ…と、ずっと思っていました。

 今回購入したラベルプリンターPT-P900W(ブラザー工業)は、前回の記事でも紹介した4Kビデオカメラを買いに行ったついで衝動買いしたもの。ビデオカメラみたいな高額商品を買うと、うっかり金銭感覚の桁が繰り上がっちゃって、気がついたらレジでPT-P900Wの支払いをしていました…(汗)。ついでに、テープカートリッジも大人買い。コバンザメのような物欲の連鎖…とでも言うのでしょうか。

PCからの印刷もでき、文字詰も!

 PT-P900Wをあらためてブラザーのサイトで確認すると「オフィス・医療業界モデル」に分類されています。PCやスマホからも印刷できる専用アプリがあることや、360dpi × 720dpi(高解像度印刷)なので、プリントされた文字もなめらかなのが購入の決め手でした。さっそく、その実力やスペックのほどを検証してみましょう。

専用アプリでは画像データも扱える。別ソフトを併用で文字詰や細かい配置も可能

 専用アプリ「P-touch Editor」では、テキストだけでなく画像ファイルも配置できます。Pixelmator(英国のペイントソフト)などを使えば、好きなフォントを使ったり、文字詰もできるのが嬉しいところ。もちろん、ロゴの微妙な配置もラクチンです。

 テープカートリッジの種類も豊富ですし、高耐久ラミネートフィルムを選べば印字部分が保護されるオマケ付き。このタイプは印字の上にコートがされるため、擦れや汚れだけでなく、薬品や溶剤に対しても耐久性があるらしく、さすが医療用です。

さらにキラキラテープも使える!

 さらに嬉しいことに、ブラザーの「おしゃれテープ プレミアタイプ」シリーズのカートリッジが使えること。これはラメ上の粒子があるようなテープで、ゴールドやガンメタに近いシルバー、パールホワイトなどがあります。仕事柄、ダークスーツばかりを着ているせいか、オヂサンのくせにミッドセンチュリー感がただようキラキラ物が大好きなのはここだけの秘密です(笑)。自分の持ち物に貼るラベルをキラキラテープで数枚印刷しました(←小学生かっ)。

ミッドセンチュリー感のあるキラキラテープのお名前シール。左はサイズ比較用のSDカード

QRコードで説明書のサイトへ

 やや真面目な用途としては、意外に便利だったQRコードの印刷。筆者は新しく買ったビデオカメラのオンラインヘルプ(取扱説明書)のURLをプリント。カメラのレンズフードに貼り付けました。スマホやタブレットをかざすだけで、いつでも操作方法にアクセスできます。撮影中に「あれっ!説明書どこ?」とパニクったり、ネットで検索するときも「説明書のURLって…?」「え~とカメラのモデル名って何だっけ?」と悩まずに済むので、とても快適になりました。QRコードを貼った場所が少しダサいかもしれませんが、操作法をマスターしたら剥がしちゃうもんね。

 冒頭でも触れましたが、ラベルは印刷時にラミネート加工済みになるカートリッジもあり、擦れだけでなく、野外撮影による紫外線にも強い。QRコードのラベルは、こんな用途にはドンピシャです。

レンズフードに貼ったQRコード。スマホなどをかざせば、すぐにオンラインヘルプにアクセスできる

透明テープカートリッジで切り文字のような仕上がりに

 先日、工具用のツールラックの整理と配置換えしたこともあり、引き出しを間違うのが悩みのタネ。そんな場所には、テープが透明なカートリッジで印刷すれば切り文字のような仕上がりになります。こんなことが自宅でできるようになるなんて、かなり感動!

 使えるカートリッジはテープの色だけでなく、インク(正確にはフィルムインク)の色の種類が多いのもPT-P900Wを購入して良かったところ。ただし、テープカートリッジを各色、各幅を揃えると、本体価格を上回りそうなのが心配ですが…。

透明テープカートリッジを使えば、カッティングシートの切り文字のように仕上がる

良かったポイント、改善してほしいところ

 購入して大満足な製品でした。記事では触れませんでしたが、オートカッター機能により、裏紙を剥がしやすいように残しながら、テープを自動で切ってくれるのも便利。さらにテープの裏紙が中心で2つに剥がせるので、好みの位置や水平に貼りやすい工夫もグッドです。カートリッジの交換もカチャ、ポンで簡単。カートリッジごとにフィルムインクが内蔵されているので別途インクは必要ありません。

 不満な点はほぼゼロですが、強いてあげるなら、専用アプリ(MacOS版)がやや使いにくい気がしないでもありません。テープカートリッジ価格や新規印刷ごとに2センチほどテープが余分に送られるのが気になるユーザーもいるかもしれません。筆者は同じデザインのラベルを連続して印刷することが多いため、その部分の不満はありませんでした。

前田知洋(まえだ ともひろ)

 東京電機大学卒。卒業論文は人工知能(エキスパートシステム)。少人数の観客に対して至近距離で演じる“クロースアップ・マジシャン”の一人者。プライムタイムの特別番組をはじめ、100以上のテレビ番組やTVCMに出演。LVMH(モエ ヘネシー・ルイヴィトン)グループ企業から、ブランド・アンバサダーに任命されたほか、歴代の総理大臣をはじめ、各国大使、財界人にマジックを披露。海外での出演も多く、英国チャールズ皇太子もメンバーである The Magic Circle Londonのゴールドスターメンバー。

 著書に『知的な距離感』(かんき出版)、『人を動かす秘密のことば』(日本実業出版社)、『芸術を創る脳』(共著、東京大学出版会)、『新入社員に贈る一冊』(共著、日本経団連出版)ほかがある。

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