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「VAIO、法人向く。」の現在を探る 第50回

ACアダプタの持ち運びもシンプルに

ケーブル1本で何でもできるUSB Type-C搭載がマシン選びのキモ!

2020年01月08日 09時00分更新

文● 飯島範久 編集●ASCII

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レガシー技術を逆手に取ったVAIOだけの機能

 モバイルワークにおいても、USB Type-Cのありがたみを感じるはずだ。USB PDに対応したUSB Type-C充電器が利用できるため、スマホと充電器を共有することが可能となる。これにより、外出や出張時の荷物を軽減できるだけでなく、ACアダプターを忘れてしまった場合、USB Type-C充電器を購入すれば、なんとかやり過ごせる。

 さらに、VAIO Pro PJとVAIO Pro PKには、もうひとつおもしろい機能も用意されている。従来の携帯電話やスマホで活用されてきた5V/1.5Aタイプの充電器でも充電できてしまうのだ。もちろん、ACアダプターやUSB PDを使った充電に比べれば、満充電まで時間はかかるが、出張時ならホテルで寝ている間に充電は完了する。ビジネスホテルならスマホ用として充電器が用意されているケースも多いので、充電器を持ち歩かなくても十分乗り切れてしまう。

従来のiPhone用充電器でも、もちろん充電可能。USB Type-C端子に接続するのでケーブルは別途必要だ

USB PD対応タイプではない場合は、画面上のバッテリー表示に電源マークは表示されない。本体左のACアダプター口の横にあるLEDが充電中のオレンジ色に光る

 また、モバイルバッテリーでも充電ができるため、スマホ用にと大容量モバイルバッテリーを持ち歩いているならば、それを活用することもできる。最近は1万mAhでも薄くて軽いタイプもあるので、万が一のためにカバンに忍ばせておいておくといいだろう。

最近はスマホ用にもUSB Type-C端子を採用した充電器が多いが、こうした充電器やモバイルバッテリーを活用できるのは便利

もし、1.5A未満の充電器の場合は、VAIOの設定アプリから指定しよう

 コンシューマーの場合は、最新技術に敏感で、すぐ飛びついて利用しようとする傾向にある、しかし、ビジネスの場合はなかなかレガシーシステムから離れられず、最新技術もかなり熟れてこないと利用されない。この1年でビジネス向けマシンにも当たり前のように搭載されるようになったUSB Type-C。その機能性について理解を深め、レガシーから脱却することで生産性は向上し、より一層働き方改革が進められるはずだ。

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