現実世界と仮想世界がシームレスに!?
開発者向けVR/ARヘッドセットが日本でも発売
VarjoのVR/ARヘッドセットの開発者版となる「XR-1 Developer Edition」の販売が開始された。価格は9995ドル(約109万円)で、北米、ヨーロッパ、日本などで法人向けに販売される。日本では、代理店のエルザ ジャパンが取り扱う。
XR-1は、人間の目と同等レベルの解像度を持つVarjoのVRヘッドセット「VR-1」の特長をそのままに、新たに前面に画素数12MPのカメラを使って外部空間を認識できるようになった。カメラで撮影した映像を、MRのコンテンツとしても使用できる。
また、これまでのVRヘッドセットとは仕組みが異なる。XR-1は、奥にあるLEDパネルで映像を表示して、手前にあるハーフミラー上に圧縮された超高解像度の映像を表示する。その2つの映像を重ね合わせることで、中央部分は高解像度で表示し、その周辺を通常の解像度で表示する。
また、仮想的にシミュレーションしたオブジェクトを現実世界のオブジェクトに重ね合わせて表示(その逆も可能)できる。
さらに、アイトラッキング機能も備えており、コンテンツによっては、視線を移動するだけでオブジェクトの操作も可能だという。
Varjoの創設者兼最高製品責任者のUrho Konttori氏は、パススルー型の複合現実機能についてツイートし、ユーザーがヘリコプターを操作している例を示している。現実と仮想オブジェクトがシームレスに混ぜ合わさり、より没入感が増しているという。
この他にも、遅延が少ないことが特徴として挙げられる。具体的には、レイテンシーをおよそ20ミリ秒にまで短縮することができたという。現実世界の映像と仮想世界の映像とでズレが生じた場合、見ずらいと感じるが、XR-1を使うと遅延が少ないことで、限りなく現実に近い映像を視聴できるようだ。
この連載の記事
-
第110回
スマホ
nanacoとWAONが年内にApple Pay対応! 支払いがさらに便利に -
第109回
スマホ
ミニストップ、キャッシュレス決済専用の無人店舗サービス「MINISTOP POCKET」を提供開始 -
第108回
スマホ
モバイルPASMOが年内にiOSに対応予定! iPhoneユーザー歓喜! -
第107回
スマホ
昔見たことある!? スマホの画面をZOOMする拡大鏡がクラファンで支援募集中 -
第106回
スマホ
シャープがAQUOS zero2とAQUOS R3をインドネシアに投入する狙いとは? -
第105回
トピックス
衝撃吸収システムで乗りやすいスケボー「Traqpod」をスペインで開発開始 -
第104回
トピックス
まるでSFから出てきたような球体型Bluetoothスピーカー「Gravastar」 -
第103回
トピックス
スマホゲームと連動するゲーミングシューズがアディダスから登場! -
第102回
トピックス
ドクター・オクトパスもビックリ!? タコのような吸盤付きロボットアーム -
第101回
トピックス
セブン‐イレブン、6月から約2万店舗でクレジットカードの非接触決済に対応! -
第100回
トピックス
アジア諸国の環境問題改善を目指し、テラモーターズがIoT活用の新事業を年内開始 - この連載の一覧へ