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新車を買った情報2019 第35回

マツダ ロードスターRFのオイルを抜いてみた

2019年11月23日 12時00分更新

文● 四本淑三、編集● ASCII

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直噴ターボ向け「LSPI」対応オイルを試す

 SUNOCO Sveltでもうひとつ注目したいのは、API規格の「SN Plus」を取得しているところです。これは2018年に追加された規格で、近年増えてきた直噴ターボに起きやすい現象「LSPI」の対策が施されているというものです。

 LSPIはロースピードプレイグニッション、日本語で低速早期着火と申しますが、要するにノッキングであります。シリンダー内壁のオイルにガソリンが当たって蒸発し、混合気として一緒に燃焼してしまう。燃えたオイルは堆積物となり、これが火種となって異常燃焼を起こしやすい。その対策を講じたオイルということであります。

 従来との違いは配合される添加剤だそうであります。エンジン内部の洗浄剤としてカルシウム系の添加剤を入れているそうですが、これがLSPIの原因らしいということで量を減らし、代わりにマグネシウム系の添加剤を増やしたということです。そういう話を聞いても、素人の私にはさっぱりわかりませんが、世の中には頭のいい人がいるものでして、おかげで世の中、少しずつ良くなっていくわけです。私は黙って使うだけ。

 ロードスターRFのSKYACTIV-G 2.0は、過給こそしておりませんが、圧縮比13:1の直噴エンジンであります。もとより直噴は堆積物がたまりやすく、圧縮率の高いエンジンは自己着火しやすいものですから、こうしたオイルを試すのも悪くはなかろう、ということであります。

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