自社のデジタル英語教材にAIを搭載できるAPIサービス
ジョイズは11月14日、企業・教育機関向けの従量課金型APIサービス「LINGOS(リンゴース)」の提供を開始した。同社が運営するAI英会話アプリ「TerraTalk(テラトーク)」の技術を応用したもの。
TerraTalkは、AIが発音や表現の出来を診断し、「語彙」「発音」「流暢さ」「文法」の項目で英語力を総合的に評価する英会話アプリ。教育機関においては、特定の生徒グループ内の偏差値を算出して、生徒のスピーキング力を定量的に可視化することで、指導の優先順位付けや生徒ごとの教材難易度を調整できる点が特長とのこと。
LINGOSは、英語学習サービスなどのデジタル教材にAIを搭載できるサービス。TerraTalkで使用している発音評価や文法解析技術、チャットボットとの会話機能などをクラウドAPIとして提供することで、1年から2年を要するというAI英会話サービスの開発を最短4ヵ月に短縮し、各社オリジナルの教材制作が可能とうたう。
これにより、学習指導要領に合わせて英語4技能を学習できるアプリを作成したり、過去の定期試験のデータをもとにアプリ上でテストを実施する環境を整えたりなど、現場の負担を大きく軽減できるとしている。
2020年度から小・中・高における学習指導要領が順次改訂され、英語では「読む」「聞く」「書く」「話す」の4技能学習が本格化する。現場目線の教育改革の推進、企業や教育機関の英語4技能サービス開発支援のため、本サービスの提供に至ったとのこと。