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盛田 諒の「ほぼほぼ育児」第25回

子どもにかかるお金どうしてますか?

2019年11月01日 09時00分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita)

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 2歳児くんの保護者をしています盛田諒ですこんにちは。海と山のある街に住みはじめてから鳥を見るのが趣味になり、子が散歩中に「お父さんの好きな鳥さんがいるよ!」と教えてくれるようになりました。ほほえましいなあと見てみると、相当注意しないと気づかない暗い茂みにハクセキレイが隠れていたのでベビーカーに頭を下げることになりました。師匠!師匠と呼ばせてください!

 そんな師匠にかかるお金ですが、子どものお金ってどう管理されていますか。わが家はランタン片手に夜道を歩くような手探り状態でやっています。いわゆる自己責任でやっていることですのでマネされませんようご留意ください。

●ふだんは3つのお金に分けている

 共働きのわが家では、いまは「まとまったお金が必要なとき使えるお金」「大学など高等教育で必要になりそうな教育資金」の2つに口座を分け、それぞれ約60万円ずつ貯めています。ほか日常的にかかる養育費は生活費から出し、合計3つに分けている感じです。

 まだ幼児なので公共交通機関や各種施設の料金が無料ということも多く、普段のお金があまりかからないのがうれしいですね。ありがとう子育て支援!

 まとまったお金が必要なとき使えるお金は普通預金。児童手当と、親などからいただくお金をコツコツ貯めてます。児童手当は月1万5000円いただいているのでそれだけでかなりの額になりますね。3歳以降は月1万円になるそうですが、それでも年12万円が自動的に貯まるのは助かります。幼保無償化のおかげで毎月のコストも少ないですしね。問題はあるけどありがとう子育て支援!

 一方、教育費は18年後くらいまでは使わないだろうということでNISAを使って投資信託を買い、夫婦で1万円ずつ、毎月2万円投資しています。

 投資商品は、投信会社の運用するアクティブファンドが主体。中期に渡って定期的に買っていけばドルコスト平均法の考えも活きそうだし、リスクをとっていいのでは?という安易な考えでやっています。妻とは「動きを見ながらリスク低めの商品に切り替えますか」などとやっています。ちなみに個人型確定拠出年金でもおなじアクティブファンドを5割ほど組み入れています。

 当初は学資保険も検討したのですが、説明にいまいち納得できないのでやめました。投信はファンドマネージャーの運用方針を聞いて納得できたし、過去の運用成績もまあまあよかったのでこれでいいか〜と安易な考えでやっています。くりかえしますがマネしてはいけません……

●お金がかかりはじめるのは10歳くらいから

 他の人は子どものお金をどうしているんでしょうか。お金の話が大好きで2児の母であるシングルマザーの知り合いに聞いてみたところ、

 「養育費、子どもが小さいときはそんなにかからないんですが、加速度的にかかりはじめるのが、人によっては小学高学年~中学生以降。成績が悪いと『塾とか家庭教師は?』と言われるんですが、それ毎月何万円とかなんですけど。あと中学生になってサッカー部やってると肉とか食うので食費が削れない!!(帰ってくる前に腹が減るのでパンとか肉まんとか常備しないといけないし)」

 ──という生々しい答えがかえってきました。お肉か〜〜。うちの2歳児くんもめっちゃ食べる人なのでかなりの確率で該当しそうです。

 「普段の養育費がその頃生活費から払えなくなったときにそれらを出動させはじめるのか、それとも大学受験あたりで出動なのかを計算して、運用を考えてみるのはいかがでしょう」

 とアドバイスもいただきました。なるほど。

 10歳くらいと考えたらリミットあと7年くらい。そのあたりで投資のペースも変わりそうです。金融庁のサイトによると、教育費は18歳までに250万円貯めておきたいということで、もう2割方は貯まった計算ですが意外と短くて焦りますね。早めにはじめておいてよかった。

 ところで彼女自身は養育費や教育資金をどう管理しているのか聞いてみると、

 「ぶっちゃけ何もしてない」

 というなんじゃそりゃな答え。

 ただしそれは特別に分けてないだけで、株式やファンドなどの金融資産を除き、手元にはつねに数百万円のキャッシュを用意しているのだと。養育費、教育費、医療費のような臨時出費、いい投資先が見つかったときの投資費用も全部それでまかなっていると。何もしないの次元が違いました。

 「教育費や子どものことに限定せず、人生すべてのリスクに対応できるように金をプールしておいて、適当に投資しろという理論」ということで、マネできる気はしませんが理屈としては納得です。フリーキャッシュフロー大事ですね。

●お金の基本を教わっておきたい

 子どものお金、家のお金については、フィナンシャルプランナーによる解説本をめくってみても様々な考え方とやり方があります。子育てと同じで家庭によってそれぞれの正解がありそうです。

 思うのは、子どものお金に限らない話ですが、お金の基本をどこかで教わりたかったですよね。メディアがよく「先が見えない時代」という言葉を使いますが、あれも要はお金の問題ですよね。お金がすべてではないですが、基礎知識がないとわたしのように夜道を歩くことになりかねません。

 いまは老後資金も「社会保障で足りないところは確定拠出年金とか自己投資分で補ってね、人生100年だからね、自己責任でね」と言われてしまう時代ですが、そもそもお金について教育を受けない状態で「やってね」と言われたって、お金儲けがうまい業者のカモになるのは目に見えていると思います。プログラミングや英語もいいですが、公教育でお金の話を教えてほしいものです。

 脱線しましたが、そう考えると、両親学級とか産後健診のタイミングで、子育てにかかるお金についてのセミナーに行っておくのもいいかもしれないですね。というかわたしもランタン持って行ったほうがいいかもしれないですね。「M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO欲しいなあ」とか言ってる場合ではないかもしれないですね。鳥もいいけど未来も見なければ。盛田諒でした。


(10月25日の連載は休みました)





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