●音質が好みだったBeats Solo Pro
まずアップルがアナウンスしたのが、Beats Solo Pro。
前述の通り、オンイヤー型のワイヤレスヘッドフォンで、Solo3 Wirelessの後継モデル、と位置づけることができます。Apple H1チップを搭載し、またワイヤレスヘッドフォンの最上位モデルであるStudio3 Wirelessと同じ「Pure ANC」と呼ばれるアクティブノイズキャンセリング機能を搭載しました。
オンイヤー型でのノイズキャンセリングは少しでも耳とカップがずれてしまうと効果を発揮しなくなることもありましたが、Solo Proはカップ内部にもマイクを仕込み、より効果的なノイズキャンセリング機能を実現しているといいます。
ノイズ除去と音質は関係ない、音質を変えてしまう、というスタンスのBeatsでしたが、毎秒5万回のモニタリングを通じ、変わってしまった音質を元に戻す処理もしているそうです。
充電はLightning端子を使用。10分の充電で3時間の再生が可能となり、フル充電の場合ノイズキャンセリング利用時で22時間、非使用時で40時間の再生時間を確保しています。
バッテリーも大きいようで、重さは267g。同じくPure ANC搭載の上位モデル、Beats Studio3 Wirlessより7g重たくなっており、AirPodsなどを中心に使ってきた人にとっては、だいぶ重たく感じてしまうかもしれません。
それでもSolo Proを装着したくなる理由は音質。装着するとノイズが遮断され、適度な静寂に包まれます。静かすぎない自分だけの空間でBeatsっぽい厚みのあるサウンドが奏でられる、とてもナチュラルな雰囲気は筆者にとって好みでした。
この連載の記事
-
第317回
Apple
アップル初のApple Parkでの開発者イベント、初公開の「Loop Building」とは -
第316回
Apple
「Mac Studio」アップルの多様すぎる接尾語について考える -
第315回
Apple
アップル「Mac Studio」登場で生じる、ラインアップへの疑問 -
第152回
Apple
アップル「MacBook Pro」ポート増加は敗北なのか -
第151回
Apple
iPhone分解アートと、Appleが目指す未来 -
第150回
Apple
アップル新型「MacBook Pro」どの構成で買うべきか -
第149回
iPhone
アップル「iPhone 13」4つの魅力 -
第148回
iPhone
アップルiPhoneラインナップから浮かび上がる2つのこと -
第147回
iPhone
アップル製品ラッシュふたたび? -
第146回
iPhone
アップルはiOS 15で「時間の支配権」をユーザーの手に取り戻させようとしている -
第145回
Apple
アップル新型「iMac」驚きの電源 - この連載の一覧へ