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YouTubeは収益多様化で違反コンテンツを抑止できるのか?

2019年09月29日 10時00分更新

文● 油納将志 編集●飯島恵里子/ASCII.jp

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YouTubeではYouTubeクリエイターに向た「クリエイターズアカデミー」と題した無料のオンラインコースを設置。YouTubeの使い方やコンテンツ戦略、収益とビジネス、ポリシーとガイドラインなど、YouTubeを利用する上で必要な知識を動画などで紹介している

クリエイターの収入源を多角化する収益プログラムとは

 「ガイドラインも単に文字で説明するのではなく例示も加えて示すほか、最近ではウェブサイトの一部に動画を掲載して、ガイドラインに抵触するコンテンツとはどんなものなのか? ということを多くの人たちに理解してもらおうとしています。また、クリエイター向けのフォーラムや、これから目指すという人たちを対象としたトレーニングアカデミーなどでもガイドラインの内容についてレクチャーしています。

 これらは一度実施すれば、責任を果たせるというものではなく、継続的にやっていかなくてはいけません。一方で、違反と認定されて削除されたコンテンツのクリエイターやチャンネルオーナーに対して、なぜ削除したのかを理由もきちんと説明しています。その説明内容を理解してもらい、次の制作につなげていってほしいからです」

 今よりも健全なプラットフォームを目指して実現していくというYouTubeの意思と実践が、モーハン氏の言葉を通して伝わってきた。だからこそクリエイターたちは表現の場として、YouTubeを信頼して選び続けるのだろう。さらに彼らがYouTubeを選ぶ理由がもうひとつある。クリエイターたちとファンの関係性をより強固なものとしながら収益を提供するプログラムの存在だ。

 「日本でYouTubeがスタートしたのは、2007年。アジアで最初の国でした。以降、非常に大きな成長を遂げ、現在6200万人の方々が視聴されています。そして10万人以上のフォロワーを持つ日本のクリエイターの数は約2300人おり、アップロードされるコンテンツの数が年率成長で50%以上増加しています。それから私がいちばん気に入っている統計があるのですが、それは米ドルにして5桁から6桁くらいの収入を得ているクリエイターが、年率で60%の伸びを見せていること。

 以上の状況を鑑みて、従来の広告収入もクリエイターにとっての一助となっていますが、彼らの収入源を多角化したいということからいくつかの収益プログラムの提供を始めたのです」

 そのうちのひとつが、2017年2月からスタートした「スーパーチャット」だ。視聴者がスーパーチャットを購入すると、YouTube ライブにおけるチャットで自分のメッセージをハイライト表示して目立たせることができるサービスで、選んだ金額に応じてティッカー内で一定時間固定表示される。スーパーチャットの収益ランキングのトップ10人のうち、7人までが日本のクリエイターだという驚きの状況をモーハン氏が教えてくれた。

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