ワンタッチで手軽に取り外せるサイドパネルは非常に便利
RTX 2060で17万円台と高コスパ、小型で設置しやすいPC「ESPRIMO WD-G/D2」
2019年09月27日 09時00分更新
富士通クライアントコンピューティングの直販サイト「富士通WEB MART」で販売している「ESPRIMO WD-G/D2」は、ゲームやクリエイティブ作業を難なくこなしてくれるハイスペックなミニタワーモデルだ。ウェブ価格は税込で21万8808円からだが、クーポンを利用すると17万9422円から購入できる(標準モデルの場合、9月25日現在)。
実際の購入時にはカスタマイズができるが、今回試用したモデルの主な仕様はCPUがCore i7-9700、メモリーが32GB、ストレージがNVMe接続の512GB SSD+3TB HDD、GPUはGeForce RTX 2060となる。
今回は、ESPRIMO WD-G/D2の外観や内部、使い勝手の良さを紹介していこう。
豊富なインターフェースを装備した、A4サイズ並みのコンパクトボディー
黒いミニタワーのボディーそのものは直線で構成されており、シャープな印象を受ける。さらに、正面に入った赤いラインが全体を引き締まったルックスにしている。フットプリントは幅が約180mmで奥行きが約304mmとA4サイズ並みになっており、ミニタワーらしく非常にコンパクトだ。上記のような高いスペックを持ちながら、置き場に困らないのはうれしい。
搭載しているインターフェースも非常に豊富で、正面にはUSB 2.0(Type-A)を2基、USB 3.1(Gen2、Type-A)を2基に加え、USB 3.1(Gen2 Type-C)を装備。さらには、マイク端子とヘッドフォン端子も備える。そのほか、スリムタイプのDVDスーパーマルチドライブを搭載しているうえ、5インチベイと3.5インチベイも揃えており、自分であとからドライブを拡張することも可能だ。
背面パネルには、USB 3.1(Gen2 Type-A)、USB 3.0(Type-A)を3基、USB 2.0(Type-A)を2基、PS/2ポートを2基、有線LAN端子、ラインイン端子、ラインアウト端子を装備。映像端子はGeForce RTX 2060より、DisplayPortを3基、HDMI出力、DVI-D端子と合計4系統が並び、マルチディスプレーを手軽に構成できる。また、内部に無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/b/ac準拠)とBluetooth v5.0を搭載。
サイドパネルはワンタッチで簡単に取り外せる
ケースはコンパクトなうえに、左のサイドパネルは上部にあるラッチを持ち上げるだけで手軽に取り外せる。ネジを必要としないのは非常に便利だ。
サイドパネルを外すと見えてくる本体内部は、電源を後面上部に配置。ストレージ用スロットは下部に2基備わっており、非常にすっきりとしていてメモリーやドライブの追加、さらにはビデオカードの換装なども手軽にできるようになっている。
次回は各種ベンチマークソフトを使って、ESPRIMO WD-G/D2のパワーをチェックする。
ESPRIMO WD-G/D2の主なスペック | ||
---|---|---|
標準スペック | 試用機スペック | |
CPU | Core i5-9500 | Core i7-9700 |
グラフィックス | GeForce RTX 2060 | |
メモリー | 8GB(4GB×2) | 32GB(8GB×4) |
ストレージ | 3TB HDD+Optaneメモリー16GB | 512GB NVMe SSD+3TB HDD |
内蔵ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ | |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac準拠)、Bluetooth v5.0 | |
インターフェース | PS/2コネクター×2、HDMI出力×1、DisplayPort×3、DVI-D端子×1、USB 3.1(Gen2 Type-C)×1、USB 3.1(Gen2 Type-A)×3、USB 3.0(Type-A)×3、USB 2.0(Type-A)×4、ライン出力×1、ライン入力×1、マイク出力×1、ヘッドフォン出力×1、有線LAN端子ほか | |
電源 | 460W(80PLUS GOLD) | |
サイズ/重量 | およそ幅180×奥行304×高さ375mm/約8.0kg | |
OS | Windows 10 Home(64bit) |