このページの本文へ

IFA 2019レポート第26回

Nokiaのカールツァイススマホがミドルクラスに展開、4Gタフネスケータイも

2019年09月15日 23時00分更新

文● 山根康宏 編集● ASCII編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 HMD GlobalはノキアブランドのスマートフォンとフィーチャーフォンをIFA2019で発表した。スマートフォンは同じデザインでスペックを変えたミッドレンジ2モデル、フィーチャーフォンはKaiOS搭載で4Gに対応した2つの製品だ。

Nokia 6.2(左)とNokia 7.2(右)。見た目は同じといえるほど似通っている

約3万円のミドル機にカールツァイスのトリプルカメラ搭載

 「Nokia 7.2」と「Nokia 6.2」は正面から見ると同じデザインに見える兄弟モデル。両者ともに水滴ノッチを採用した6.3型ディスプレー(2280×1080)を搭載する。CPUはNokia 7.2がSnapdragon 660、Nokia 6.2がSnapdragon 636で、メモリー構成もNokia 7.2が大容量となっている。OSはAndroid 9で、他のノキアスマートフォン同様にAndroid One端末として「アップデートの早さ・確実性」「ほぼ素の状態のAndroid」を売りにする。

Nokia 6.2(左)とNokia 7.2(右)の背面

 背面デザインはトリプルカメラとフラッシュを円形の台座にまとめ、中央に配置するデザインも両者同一だ。カメラはNokia 7.2がカールツァイスレンズの4800万画素を搭載。多眼カメラがインパクト大だった「Nokia 9 PureView」同様、老舗のレンズメーカーとコラボしている。一方のNokia 6.2のメインカメラは1300万画素。両者それぞれ超広角の800万画素と深度測定用の500万画素も搭載する。

Nokia 6.2(左)とNokia 7.2(右)のカメラ周り

 前面からは両モデルの差はわかりにくいが、背面を見るとNokia 7.2のカメラ部分には「ZEISS」のロゴが入っている。またNokia 6.2はガラス仕上げ、Nokia 7.2は金属筐体となっている。価格はNokia 6.2が199ユーロ(約2万4000円)、Nokia7.2が249ユーロ(約3万円)から。どちらも「ガラス背面」「ツアイスレンズカメラ」を搭載した製品として考えるとコストパフォーマンスは高いと言えるだろう。

オーソドックスなデザインだがカメラ性能に優れたNokia 7.2

Nokiaブランドのタフネスフィーチャーフォンに
リバイバル系の折りたたみ型端末

 一方のフィーチャーフォンは、2G対応の「Nokia 110」も発表されたが、今回は「Nokia 800 Tough」「Nokia 2720 Flip」に注目したい。どちらもKaiOSを採用した、いわゆる“スーパーフィーチャーフォン”で、4Gに対応する。

4G対応でアウトドア利用を考えたNokia 800 Tough

 Nokia 800 Toughは製品名のとおりに、アウトドアユースを意識させるデザインを採用している。本体下部にはベルト状のストラップを通すことも可能で、首からぶら下げたりバックパックなどにかけておくこともできる。本体カラーはデザート・サンドとブラックスチール。

 過去のノキアのフィーチャーフォンで「8」が最初に付くモデルはデザインを重視した製品だったが、Nokia 800 Toughの登場でHMD Globalは800系列のモデルを特殊用途製品として、新しい展開を狙っているようだ。

2色展開のNokia 800 Tough

 本体サイズは145.4×62.1×16.1mmと厚みがあり、重量も161gとフィーチャーフォンとしては重い。しかし実際に持ってみると見た目よりも軽く感じ、落下させても本体外装が衝撃をうまく吸収してくれそうだ。IP68の防水防塵対応、MIL-STD-810Gにも準拠している。なお本体上部にはLEDライト、USB Type-C端子、3.5mmヘッドフォン端子を備える。

カメラ周りも金属プレートで強固なイメージ
側面は滑り止め加工。厚みもあるが見た目よりも軽く感じる

 Nokia 2720 Flipはここ数年HMD Globalが展開している過去のノキアフィーチャーフォンのリバイバルモデルだ。これまで「Nokia 3310」「Nokia 8110 4G」が投入されたが、Nokia 2720 Flipは2009年発売の「Nokia 2720 Fold」を現在に蘇らせたモデルだ。

リバイバルモデルとなるNokia 2720 Flip

 過去モデルのNokia 2720 Foldはノキアらしからぬ折りたたみ型デザインだったが、開いた状態を側面から見ると上蓋部分と本体が段差のない円弧を描いた美しい一体型デザインになることが特徴だった。「Fold」の名前は開いた状態の美しさから名付けられたものなのだ。今回復刻モデルとして登場したNokia 2720 Flipは見た目よりも折りたたみスタイルのフィーチャーフォン需要を受けて登場したことから、FoldではなくFlipという名前が付けられたのだろう。

開いた時にディスプレー側と背面が一体化する側面デザイン

 Nokia 2720 Flipは2.8型ディスプレー(320×240)を搭載する。KaiOSにはGoogleマップやFacebookなどのアプリも搭載されているので、簡易的なスマートフォンとしても使うことができる。ただしタッチパネルディスプレーではないため十字方向キーを使って操作する。

KaiOSはグーグルからのが出資を受けたことで、一部のグーグル製アプリが使えるようになっている

 Nokia 800 Toughは2.4型ディスプレー(320×240ドット)。Nokia 2720 Flipと比べると、画面の小ささは否めないものの、ブラウザーを使ってある程度のブラウジングも可能だ。4Gに対応していることから、新興国だけではなく先進国のスマートフォンユーザーのセカンド機としても使うことができるだろう。価格はNokia 800 Toughが109ユーロ(約1万3000円)、Nokia 2720 Flipが89ユーロ(1万円強)の予定だ。

Nokia 800 Toughでウェブサイトをブラウジング

■関連サイト

カテゴリートップへ

この特集の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

最新記事

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン