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iPhone 11、ASCII筆者はこう思った 第4回

トリプルカメラは外せないので「iPhone 11 Pro」でキマリ【荻窪圭】

2019年09月11日 19時40分更新

文● 荻窪圭 編集●ASCII編集部

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アップルの発表会を見たライターの方々に新型iPhoneをどう感じたか、率直な意見を聞きました。アップル好きな方から普段はアップルに興味がない方まで、多種多様な感想が集結! 今回は初代からiPhoneを愛用、ASCII.jpで「這いつくばって猫に近づけ」を連載中のデジタルライター兼猫写真家、荻窪圭氏です。

個人的にトリプルカメラは外せないので
「iPhone 11 Pro」のミッドナイトグリーン狙い

 「なんだかんだ言って、仕事の関係で必要なんだよ」と言いつつ、初代iPhone(日本未発売)から毎年iPhoneを買っている荻窪圭です。発表されるたびに買うか買わないかではなく、どのモデルの何GB版を買うかで悩むという怖ろしい季節が、またも訪れました。

 例によって、新型iPhoneの予想画像はいっぱい出回っており、トリプルカメラのデザインがどうなるか不安だったのですが、思ったより違和感なくてよかったですな。トリプルカメラ+新色のミッドナイトグリーンが「ボトムズ」すぎて、「そういえば、スコープドッグのプラモを持ってたわ。10年くらい前に処分しちゃったのが残念すぎて、こんなのが出るならiPhone 11 Proのミッドナイトグリーンを買って並べて写真を撮りたかった」なんて思いながらライブ中継を見ていたのですが、やる人がいっぱいいそうだから、まあいいかと。

 で、個人的にトリプルカメラは外せないので「iPhone 11 Pro」のカメラの話です。

 今、スマホカメラのトレンドは「超広角を加えたトリプルカメラ」「明るい夜景撮影機能」なので、それを素直にもってくるか、ひとひねりするか、何か+αを加えてくるか、どうするのかと思っていましたが、iPhoneらしくオーソドックスに仕上げてきました。

 注目は、35ミリ判換算で13mm、26mm、52mmときっちり倍々になっているところ。メインカメラは各社とも35ミリ判換算で26~27mm相当ですが、超広角カメラはソニーの「Xperia 1」もファーウェイの「HUAWEI P30」も16mm相当。メインカメラの0.5倍に合わせてきたのは、私が知る限りサムスン電子の「Galaxy S10」くらい。

 超広角は静止画時も動画時も欲しいと思っていたのでうれしいところ。「iPhone 11」のデュアルカメラが広角+望遠ではなく、広角+超広角というところも「よくわかってるな」と思います。

 超広角で記録しておきたいシーンは結構あり、ワイコンを常時携帯してたくらいなので、それが不要になります。パノラマ撮影も超広角レンズを使えば、上下の画角をより広く使えるし(確認していないけれど、超広角カメラでパノラマ撮れるよね?)。

 ついでに、望遠カメラのレンズがF2.4からF2.0と明るくなったのも地味にポイントが高い。「iPhone XS」までは望遠カメラのクオリティーがちょっと落ちてたから。カメラについては早く試してみたいところです。

 iPhoneはすでに生活の一部になっており、急激な進化が必要なフェーズではなくなっていますが(二つ折りになるのもなにか違うと思うし)、「Apple Watch」はもうちょっとありそう。身体に密着するセンサーを活用する方向であることは見えてきたけれど、今回の常時表示と電子コンパス搭載でさらに進化してくれたわけで、これはありがたい。

 問題はiPhone 11 ProとApple Watch Series 5の両方を買うと金額的に死ねることですな。とりあえず、私はiPhone 11 Pro(256GB)ミッドナイトグリーン狙いです。



筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/


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