有機ELでiPhoneと同じ「DCI-P3」準拠のディスプレー
有機ELでの写真・動画編集を堪能できる高性能さも魅力の15.6型ノートPC
写真・動画編集が快適にできる性能
DAIV-NG5820シリーズは、CPUとGPUは基本構成で共通になっており、メモリーやストレージの違いでいくつかのラインナップが用意されている。一番ベーシックな構成の「DAIV-NG5820S1-M2S2」は、メモリーが16GBでストレージに256GB SSD(M.2接続/NVMe対応)を搭載し、価格は25万1424円から。なお、今回の試用機のDAIV-NG5820U1-VGは、メモリーが32GB、ストレージはNVMeに対応したPCIe3.0x4接続の512GB SSDが2基に、SATA接続の1TB SSDが1基搭載されているフルスペックモデルだ。この構成で、価格は31万6224円。
肝心のCPUとGPU、有機ELパネルは共通スペックなので、目的合わせてメモリーやストレージの組み合わせを探してもいいし、BTOで自由にカスタマイズも可能だ。
では、フルスペックのDAIV-NG5820U1-VGはどれくらいのパワーを持っているのか、各種ベンチマークを実施してみた。
パソコンの総合的な性能を測るPCMark 10では、総合スコアで5492となかなかの数値が出た。内訳を確認してみると、クリエイティブ系の性能を示す「Digital Content Creation」も6751としっかりとした数値を記録している。そのほかも、平均的に高めのスコアとなっている。
CGレンダリング速度からCPU性能を測る「CINEBENCH R15」と「CINEBENCH R20」をチェック。CINEBENCH R15は、CPUのマルチスレッドが1209cb、シングルが190cbとなった。モバイル向けCPUとはいえ、6コア/12スレッドだけあって高めの数値を記録。CINEBENCH R20もマルチが2429pts、シングルが448ptsと、傾向はCINEBENCH R15と同じ。2世代前のCore i7-7700Kを超えるスコアなのには驚いた。
DAIV-NG5820U1-VGの3D性能をチェックするため、3DMarkとゲーム系のベンチマークもチェックした。
3DMarは、Time Spyで5765というスコアに。デスクトップ向けのGPUと比べると性能は劣るが、それでも高めのスコアを記録している。これくらいのスコアがあれば、写真・動画編集でもしっかりと活躍してくれそうだ。
ゲーム系ベンチマークは、負荷が重めの「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」をチェック。まずは初回起動の状態で計測。画質は「標準品質」、解像度は1920x1080ドット、ウインドウモードで、スコアは8055(快適)となった。
また、余裕がありそうなので解像度を4Kに設定して測定してみた。画質は「標準品質」のまま、ウインドウモードでの測定。スコアは2952(やや重い)になった。さすがに4K表示ではかなり負荷が高いが、ノートパソコンでこのスコアであれば十分だろう。
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