パソコンへの接し方が変われば、セキュリティのあり方も変わる
── 今後、パソコンメーカーとセキュリティメーカーとして、お互いに期待することや連携していきたいことはありますか?
森部 青木さんの話を伺って、1台のデバイスを守るところから始まったセキュリティの対応範囲や求められるニーズがどんどん変化してきたことを実感しました。パソコンを取り巻く環境は変わっていきます。マカフィーさんには、今後もスマホやIoTデバイスといった個人が所有する全体的なIT環境や家族といったグループを丸ごと守るような対策をしていただきたいです。私としても、NEC PCが提供するパソコンを通じてセキュリティの大切さをお伝えし、日本人全体の意識を底上げしていきたいと思いました。
青木 セキュリティソフトは日常的に触れる機会が少ないため、いざというときに使いこなせるよう準備しておくことが大切です。ただ、ユーザーのセキュリティに対する意識を引き上げるのは弊社だけでは難しい面もあります。パソコンメーカーをはじめとした関連するパートナーと一緒に啓蒙することが欠かせません。
私の子どもは今プログラミング教室に通っていますが、個人的にITを理解する最適なツールはパソコンだと思っています。その中でも、NEC PCさんのように長い歴史を持ち、市場で支持されているメーカーが、「プロ」や「ホーム」といったパソコン活用の方向性を示してくれると、一般層がパソコンにどう接し、セキュリティへの意識をどう高めていくかについて、大きな影響力があると思います。結果、弊社もより最適なソリューションを提供することができます。
── 本日はありがとうございました。
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