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Apex Legendsが液体金属グリス採用でフレームレート28%向上!?

HPが世界初デュアルスクリーン&液体金属グリス採用のゲーミングノートPCなどを発表

2019年09月02日 11時00分更新

文● ジサトラハッチ

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画面の一部を切り抜き
2つ目のスクリーンに表示できる

 加えて、おもしろい機能として、ゲームの画面の一部を切り取り、それをリアルタイムに表示するリアルタイムスクリーンミラーリング機能を備えるという。たとえば、FPSで画面の右端に表示されたマップのみを切り取り、表示するといったことができる。

2つ目のスクリーン上で拡大表示もできるので、小さくて見辛いマップ、見落としやすいゲージなどを表示しておくと便利そうだ

スクリーン上のメニューから機能を立ち上げる

画面が白くなったら、マウスで切り抜きたい範囲を指定すれば、その範囲のみ2つ目のスクリーンに表示できる

 もちろん、スペックも高性能。CPUはインテルの第9世代Core i9の「Core i9-9980H」(8コア/16、2.3~4.8GHz)、GPUがGeForce RTX 2080 with Max-Q Desighn、32GBメモリー(XMP対応 DDR4-3200)。また、本機はTIMにThermal Grizzly製の液体金属グリス「Conductonaut」を世界で初めて15.6インチのゲーミングノートPCで採用したという。

 液体金属グリスを採用したことで、従来のシリコングリスよりも高い冷却性能を実現し、エレクトロニック・アーツの人気ゲーム「Apex Legends」のフレームレートが28%も増えたそうだ。

HPの資料のテスト結果。ただし、これは前述したOMEN X 2S 15の構成ではなく、CPUがCore i7-9750H、16GBメモリー(DDR4-2666)、RTX 2070のMax-Q DesignのノートPCの場合としている

 国内では、メインディスプレーがG-SYNC対応、解像度がフルHDでリフレッシュレート144HzのIPSパネルを搭載したモデルのみ販売するという。本体の厚さは約20mm、重量約2.37kgと、デュアルスクリーンを備えたハイパフォーマンスな構成な割には、薄型な筐体に仕上がっている。

 サウンドは独立したアンプを実装し、2chの音源を元に仮想的に立体音響を作り出す「DTS:X Ultra」に対応。デンマークのオーディオブランドであるBang & Olufsenのサウンドシステムを採用している。

タッチパッドはキーボードの右に備わっている。その上にはバーチャル10キーの起動やバックライト、輝度調整、ウィンドウ切替などの独立キーを搭載する

ゴム製のパームレストが付属している

10キーはスクリーンに表示して使える

 販売開始予定日は9月中旬。ストレージが1TB SSD(M.2 NVMe対応)のエクストリームモデルと、512GB SSD(M.2 NVMe対応)+Optaneメモリー(32GB M.2 NVMe対応)のエクストリーム+の2種類あるが、どちらもHP Directplusの価格は税別39万9800円。

「OMEN X 2S 15エクストリームモデル」の主なスペック
ディスプレー15.6インチ(1920×1080ドット、NVIDIA G-SYNC対応、144Hz、IPS、300nit)
CPUIntel「Core i9-9980H」(8コア/16スレッド、2.3~4.8GHz)
GPUNVDIA「GeForce RTX 2080 with Max-Q Design」(8GB GDDR6)
メモリー32GB(XMP対応 DDR4-3200、16GB×2)
ストレージ1TB SSD(M.2 NVMe対応)
無線機能IEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0
バッテリー駆動時間公称最大4時間
インターフェースHDMI2.0出力、USB3.1 Gen2 Type-C(Thunderbolt 3、電源オフUSBチャージ機能対応、Power Delivery 3.0)、USB3.1 Gen1×3(うち2ポートは電源オフUSBチャージ機能対応)、ギガビットLANほか
サイズ/重量約361(W)×262(D)×26.5(H)mm(サーマルバンプを含んだ場合)/約2.37kg
OSMicrosoft「Widnwos 10 Home」(64ビット)

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