GIGABYTEの240Hz液晶「KD25F」はゲーミング環境に革命をもたらす
ゲーマー向けの画質補正機能は一通り備える
動画鑑賞や画像編集向けの液晶では発色の良さや正しさが重要視されるが、ゲーマー向けのディスプレーではいかにゲームの画面を見やすく表示できるかが重要。
KD25Fの画像補正機能は「Black Equalizer」「Aim Stabilizer」「超解像度」の3つが柱となっている。そしてゲームジャンル(FPSやRTSなど)や使用目的ごとにそれらをプリセットにした映像モードが7種類用意されている。
暗所に隠れた敵を見つけやすくする
Black Equalizer
まずBlack Equalizerはいわゆる“暗い場所でも見やすくなる機能”だ。0~20の範囲で設定でき、0だと画面がより暗く、20だとより明るく表示される。暗い場所に来たらBlack Equalizerを少し増やし、明るい場所に来たら減らすような運用となる。
ただし、上げ下げしすぎると白浮きや黒沈みが激しくなるので、レベルは1~2程度の微量の調整でいいだろう。
残像感を低減させる
Aim Stabilizer
「Aim Stabilizer」、OSD Sidekickでは「照準安定器」と呼ばれる機能は、バックライト強制点滅で黒フレームを挿入し、動きの速いシーンでの残像感を低減する機能だ。
正直なところ、応答速度も0.5msと非常に短いうえにリフレッシュレート240Hz表示だと動きが気持ち悪いほどヌルヌルになるため、Aim Stabilizerの効果はあまり感じられない。Aim Stabilizerをオンにすると輝度がやや下がるので、240Hzなら使わなくてもよいのでは……とさえ思える。
しかし、ゲーム機などを接続する場合は60Hz動作になるため、そういう低リフレッシュレート環境でのAim Stabilizerは有用なのかもしれない。
下の図は「Blur Blasters」の“UFO Motion Test”をChrome上で表示させ、それをハイスピード撮影機能で撮影したものをGIFアニメに変換したものである。
Aim Stabilizerがオフの状態では、2段めと3段目(それぞれ120fpsと60fps)のUFOが移動する際に輪郭がボヤッとするが、Aim Stabilizerをオンにするとパキッとするのがわかる。
輪郭をはっきりさせる
超解像も備える
最後の超解像度については、0~4までの5段階設定となっており、FPSやRTSモードでは1または2、映画モードでは0になる。これはアンシャープマスクのようにエッジ部の輝度をオーバー/アンダーシュートさせることで文字やキャラの輪郭を際立たせる機能である。使ってみればわかるが、輪郭が視認しやすくなる一方で画質は下がるので、使うかどうかは好みといったところだ。
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