GIGABYTEの240Hz液晶「KD25F」はゲーミング環境に革命をもたらす

文●加藤勝明 編集●北村/ASCII編集部

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ハードウェアの性能だけでなく
充実したソフトウェアも優秀

 OSD Sidekickを導入すると、Windows上から映像のモード設定、輝度や色温度の調整、PIP/PBPのオン・オフなど、「ほとんどの」設定が液晶側のOSDを使わずに操作できる。ホットキーを登録すればゲームのシーンに応じてより見やすい設定に切り替えるような芸当も可能だ。

OSD SidekickはKD25FのOSDで設定できる項目をほぼカバーしている。輝度やコントラストなどの調整などができるが、後述する「Aim Stabilizer」はこの画面で「照準安定器」をオンにしないとOSDで操作できなかった

OSD Sidekick上にある「照準線」機能とは、ディスプレー中央に照準を強制表示する定番機能。この照準は自分で好きな形状に編集できるが、照準に使える色は同時に1色までという制限がある

OSD Sidekickは一度起動すると常駐する。ショートカットキーを登録しておけば、映像モードの切替をはじめとする機能を随時呼び出せる。ゲームのシチュエーションに応じた映像モードに即座にアクセスできるのだ

KD25FのOSD操作用スティックを倒した時に、発動するクイック機能はOSD Sidekick側で自在に設定できる。個人的には入力切り替え機能が割り当てられるのは非常に好み

OSD Sidekick上でRGB LEDの設定を変更しようとすると、自動的に「RGB Fusion 2.0」が起動する(要インストール)

OSD Sidekickを常駐させた状態で「ダッシュボード」をオンにすると、液晶のOSDにCPU温度などの情報がオーバーレイ表示される。ソフト的なオーバーレイ表示だとアンチチート機能にブロックされる可能性があるが、これならそのリスクも少ないというわけだ

ゲームの世界が変わる240Hz表示

 まずはKD25Fの本領であるリフレッシュレート240Hz表示を試してみよう。前述の通りWindows 10の最新ビルドならディスプレーのリフレッシュレートが自動的に240Hzになったので、あとはゲーム側の設定でフレームレートの制限を引き上げてやればよい。FreeSyncやG-SYNCを有効にしておくとさらに良い結果が得られる。

 下のGIFアニメは「CS:GO」のエイム練習マップ“Aim Botz - Training”での表示をデジカメ(オリンパス「TG-5」)のハイスピード撮影機能(SD 480fps)で撮影したものだ。

 60Hzでは移動もガクッガクッとしているが、240Hzだと滑るように滑らか。特に中距離~の敵の動きが格段に見やすくなっている点に注目したい。

リフレッシュレートを60hzにした場合のCS:GOの表示(480fpsの動画を60fpsで再生している)。移動速度は最大の5に設定したが、とくに近距離の敵の動きが見づらい。若干ティアリング(ちらつき)が出ているのはV-Sync関連はすべてオフにしていたため

KD25Fのリフレッシュレート240Hzを活かすと、世界が一気に変わる。とくにやや遅れて登場する遠方の3人の動きが、格段に滑らかになっている点に注目したい

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