ポルシェはSUVの「カイエン」と「カイエン クーペ」シリーズの新モデルとして、「カイエン ターボS Eハイブリッド」と「カイエン ターボS Eハイブリッド クーペ」の計2モデルをドイツで発表した。日本への導入は未定。
いずれも最大出力136psの電気モーター(電気走行モード)と、最高出力550psの4リッターV8ツインターボエンジンを併せ持つハイブリットカーとなる。
リリースによると、電気モーターをV8エンジンと8速ティプトロニックSとの間にレイアウトしており、最高出力680ps、最大トルク900Nmを発生させることが可能だという。最高時速は295kmで、わずか3.8秒で時速100kmに到達できる。
一方、電気モーターのみの最高時速は135kmで、EVモードに切り替えると40km(航続距離)の走行を可能とする。リチウムイオンバッテリーの容量は14.1kWhで、わずか2.4時間で満充電できる。Porsche Communication Management(PCM)、またはPorsche Connectアプリ(スマートフォンおよびApple Watch用)を使うと、充電スケジュールを設定できる。
平均燃料消費量は3.9〜3.7L/100km(NEDC)で、平均電力消費量は19.6〜18.7kWh/100kmとなる。このほか、Appleの「CarPlay」、Type-Cの充電ポート、スマホストレージトレーなども用意されている。
カイエンは2003年にポルシェ初のSUVとして市場投入されたもの。その後2011年にはカイエンよりも小型な「マカン」を発売。近年では電気自動車の市場もテスラを筆頭に拡大しており、ポルシェも2019年2月に、マカンの時期モデルを完全な電気自動車にすると発表している。今後さらに電気自動車の市場が盛り上がることは間違いないだろう。
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