クリックでSiriやGoogle アシスタントを呼び出せる
次は、機能面を見ていこう。結論から言うと、本製品は7000円台ながら、機能面はきわめて充実している。まるで、お手頃なAirPodsのようだ。
充電ケースから取り出したらすぐに、左右のイヤフォンが自動的につながる。スマホにも、初期登録をした後はケースからイヤフォンを取り出すだけで、自動でつながる。多くの完全ワイヤレスイヤフォンが採用している機能だが、これは最低限はおさえておきたいポイントだろう。
この製品で私が特に便利だと感じたのは、本体のボタン操作。例えば、音楽再生中に、右側を1回クリックすると一時停止、2回クリックすると次の曲にスキップ。左側を1回クリックすると一時停止、2回クリックすると前の曲に戻ってくれる。
左右どちらかを2秒以上押すと、接続しているデバイスのSiriやGoogle アシスタントを呼び出せる。本製品には通話ができるエレクトレットコンデンサー型のマイクも採用しいているので、「音楽をかけて」や「音量を上げて」などと言うだけで操作ができる。
iPhoneとの接続時には画面にバッテリー残量を表示できる。
ちなみに、イヤフォンは1回の充電で、約2時間の連続音楽再生が可能。出掛ける前に充電ケースをフル充電しておくと、イヤフォンを約2回充電可能なので、あわせて6時間使用できる。この点は、充電ケースを使用すると、24時間も使用できるとうたうAirPodsには劣る。しかし、普段使いには十分だと感じた。
USB充電ケーブルは付属のもの。コンセントで充電する場合は、別途ACアダプターを用意する必要がある。
聴き疲れしにくく、音にリアルな立体感がある
最後に、気になる音質を確認しておこう。再生周波数帯域は20〜20000Hzで、コーデックはSBC。ドライバーは6mm口径のフルレンジが搭載されている。実は、このイヤフォンはかわいい・楽しい・カラフルをテーマに、「意外にいい音」が手軽に体験できるとうたうエントリーレーベル「FAST MUSIC」の製品の1つ。意外にいい音と言われると、気になる人も多いはず。
実際に聴いてみると、全体的に滑らかで、長時間聴いても聴き疲れしにくい印象を受けた。低音と高音のバランスも良い。「意外にいい音」とうたっているだけあって、音にリアルな立体感がある。また、1週間使用しても、特に音が途切れることはなかった。本体の耳へのフィット感といい、出掛けるときには常に持ち歩きたい製品だ。
実売価格は7538円からで、機能面も充実した完全ワイヤレスイヤフォン「LBT-TWS03WH」。完全ワイヤレスイヤフォンが気になっているものの、まだ踏み出せていない人はぜひ試してほしい。
