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オプションで3.5インチタイプのスペアドライブも用意

10GbE搭載でRAID機能に対応する5ベイLinux NASの大容量モデル

2020年09月15日 17時30分更新

文● ASCII

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 エレコムは9月15日、RAID(0/1/5/6/10/JBOD)機能を搭載する5ベイLinux NAS「NetStor」の大容量モデル2製品を発売すると発表した。

 ラインアップは、総容量40TB(8TB×5台)の「NSB-7A40T5BLX」と、総容量30TB(6TB×5台)の「NSB-7A30T5BLX」の2モデル。RAID6設定時の実効容量は、NSB-7A40T5BLXが約18TB、NSB-7A30T5BLXが約13.5TB。価格はNSB-7A40T5BLXが53万6800円、NSB-7A30T5BLXが38万2800円。いずれも9月下旬から販売を開始する。

 CPUの大幅な高速化にくわえ、10ギガイーサネット「10GbE」を標準搭載することで、大幅な転送スピードの高速化を実現したモデル。10G(SFP+スロット)×2、10G(RJ45)×1、1G(RJ45)×2を装備し、高速なデータ転送を可能とした。マルチギガビット対応のLANポートも備え、敷設済みのCat5e/6ケーブルを利用しながら、2.5/5Gのギガビット超のネットワークを導入できる。

 CPUはAnnapurna LabsのAL314クアッドコアを搭載。メモリーは8GBで、最大16GB(8GB×2)に拡張できる。また、NASボリュームをAES256ビットで暗号化するハードウェア暗号化エンジンにより処理速度の低下を回避するほか、パリティー計算専用RAIDアクセラレーターも内蔵し、RAID5/6使用時に高速で安定した動作を可能にした。

 HDDにはNAS専用HDDを搭載。RAID0/1/5/6/10/JBODに対応し(出荷時設定はRAID6)、高い耐障害性を備えるほか、HDD障害時に電源オンのままHDDを交換できるホットスワップにも対応する。また、HDDを新しいNSB-7A5BLXシリーズの筐体に入れ替えるだけで、RAID構成を含む各種設定情報や保存データを自動で引き継げるディスクローミングにも対応する。

 そのほか、管理ツールなど運営に便利なエレコムオリジナルの機能を搭載する。ブラウザーを操作する感覚で、わかりやすく管理できるため、クラウドと連携してのバックアップも容易だという。

 最大登録可能グループ数は300グループ。インターフェースとしてUSB 3.0×3を装備する。本体サイズは、およそ幅210.6×奥行き235.4×高さ185mm。重さはNSB-7A40T5BLXがおよそ9.4kg、NSB-7A30T5BLXがおよそ8.8kg。

 オプションとして、3.5インチタイプのスペアドライブも用意する。容量はNSB-7A40T5BLX用が8TB、NSB-7A30T5BLX用が6TB。あらかじめNASのHDDトレーを装着済みで、素早い交換・復旧が可能とのこと。

 1台あたりの価格はNSB-7A40T5BLX用が10万9780円、NSB-7A30T5BLX用が8万2500円。

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