信頼性バッチリのPOWERED BY ASUS認定をゲット!
ASUS好きならSEVEN! ROG Strix Helios採用カスタムPCがスゴすぎた!
2019年08月21日 19時00分更新
唐突だが、読者のみなさんは「POWERED BY ASUS」というのをご存じだろうか。このPOWERED BY ASUSは、ASUSとシステムビルダー、いわゆるBTOベンダーが協業して製品開発を行い、ユーザーに対して最先端の技術を備えたトータルソリューションを提供するというものだ。つまり、ASUSがBTOベンダーと協力してPCの開発や品質管理を行い、そのPCに対してASUSが性能面や信頼性といったお墨付きを与えるというのがPOWERED BY ASUSである。
そして、パソコンショップSEVENを運営するセブンアールジャパンのPCが、POWERED BY ASUSの認証を新たに取得したとのこと。では、パソコンショップSEVENのPOWERED BY ASUS認証PCとはどのようなものなのだろうか。
最上位モデルはi9-9900K+RTX 2080 Tiという構成
ケースにROG Strix Heliosを採用
さて、パソコンショップSEVENのPOWERED BY ASUS認証PCは、コストパフォーマンスモデルからハイエンドの最上位モデルまでの3つの基本構成が用意される。そのスペックは記事末に示すが、この中で注目したいのが最上位モデルである。この最上位モデルは、CPUに「Core i9-9900K」を、GPUに「GeForce RTX 2080 Ti」を採用したハイスペックマシンで、POWERED BY ASUS認証PCということでマザーボードにASUS製「ROG STRIX Z390-F GAMING」を、ビデオカードに同じくASUS製の「ROG STRIX-RTX2080TI」を搭載している。そして、この最上位モデルで注目すべきポイントは、このモデルのみ、ケースにASUS製「ROG Strix Helios」を採用している点にある。
このROG Strix Heliosは、250×591×565(W×D×H)mmのミドルタワー型ケースである。そして、ケースのみの重量が公称で約18kgである点にかなりのインパクトがあるが、それだけ剛性も高く、しっかりした作りを誇る。外観はつや消しブラックで統一し、強化ガラスパネルを取り付けた前面パネルはライティングが施されている点はユニーク。また、両サイドパネルには強化ガラスを採用しているほか、これらのパネルはボタン1つで取り外しが可能だ。
内部空間はかなり広めに確保されており、長さ450mmまでのビデオカードが搭載可能なほか、フロント部には420mmまで、天板部には360mmまでの水冷用のラジエーターがそれぞれ搭載可能。そこで、パソコンショップSEVENの最上位モデルでは、CPUクーラーに簡易水冷のCoolerMaster製「ML240L RGB」を採用し、そのラジエーターを天板部に搭載している。また、ROG Strix Heliosでは前面に140mm角ファンを3基、背面には同ファンを1基搭載することで強力なエアフローが確保され、内部の冷却はかなりしっかり行われているといった印象だ。
そして、何よりROG Strix Heliosで興味深い点は、「GPUブレース付きの多機能カバー」が用意されている点。これは、背面から通すケーブルをカバーで覆い見栄えをよくするだけでなく、VGAステイとしての機能も用意されている。2本の支柱に2つのホルダーが備わっており、ネジ留めにより任意の場所に適宜変更することが可能となっている。また、マザーボードステイの裏側、つまり右側面にはスモークカバーが用意されており、煩雑になりがちな裏面側もかなり見栄えがいい。なお、この右側面に2.5インチシャドウベイが4つと、底面部に3.5インチ/2.5インチコンボベイが2つ備わり、今回のモデルではここに4TBのHDDが搭載されている。
電源ユニットには、80PLUS GOLD認証を受けたCoolerMaster製の定格出力750Wのものを採用しているが、ROG Strix Heliosでは「PSUシュラウド」と呼ばれるカバーで覆っている。これにより、電源ユニットのエアフローが内部空間と隔離され、冷却効果の向上が図られている。また、電源ユニットからのケーブルも背面側へと引き回されているのは言うまでもないだろう。
そのほか、天板部には、インターフェースにUSB 3.1 Gen.1(Type-A)を4つ、USB 3.1 Gen.2(Type-C)を1つ、それにヘッドフォン端子とマイク端子を装備。さらに、ケースのLEDとファンの切り替え用のプッシュボタンが用意され、これらのボタンを長押しすることで、LEDは光り方を、ファンは回転数を、それぞれ段階的に変更可能。なお、今回の最上位モデルでは、すべて「ASUS AURA Sync」で制御可能となっており、マザーボードやビデオカードだけでなく、ケースもASUS AURA Syncを利用して、Windows上から色や光り方を一元して管理することができる。
パーツを変更してもPOWERED BY ASUSが外れない?!
POWERED BY ASUSがもたらすメリットとは?
では、今回、どのようにしてセブンアールジャパンはPOWERED BY ASUSの認証を受けたのだろうか。また、POWERED BY ASUSの認証を受けることで、システムビルダーはもとより、ユーザーが享受するメリットは何なのだろうか。そのあたりを、セブンアールジャパンの代表取締役である西川 龍氏と中嶋孝昌氏に話を伺った。
―今日はよろしくお願いします。まずは、どのようにしてPOWERED BY ASUSの認証を受けたのでしょうか。そのいきさつを教えてください。
中嶋氏:ASUSさんからの提案ですね。弊社のBTOでは、ケースのバリエーションが非常に豊富な点が特徴だと自負していますが、そこでROG Strix Heliosを取り扱ってもらえないだろうかと。さらに、ASUSさんのお墨付きともいえるPOWERED BY ASUSという認証システムがあるので、ROG Strix Heliosと組み合わせたPCで認証の取得を検討していただけないかという趣旨の提案がありました。
西川氏:それに加えて、ASUS製品を採用しつつライトアップを施したPCを望まれるユーザーさんの声というのもあります。そうした需要に応えようとしますと、やはりASUS製品で揃えたほうが安定しますし、そういった状況でASUSさんからの提案は、渡りに船でした。
―ROG Strix Heliosを最初に見た印象はどのようなものでしたか?
中嶋氏:まず、VGAステイが用意されている点が好印象でした。それに、マザーボード裏面側のスモークカバーも気に入りました。裏側の配線を見えないようにする努力は、なかなかほかの製品には見られない点じゃないでしょうか。あと、ラジエーターはステイに固定してから組み込むことができるなど、自作ユーザーの視点に立った設計が施されている点はROG Strix Heliosの非常にいいところだと思います。
―今回、最上位モデルのみROG Strix Heliosを採用なんですね。
西川氏:はい。ROG Strix Helios自体がケースとしては高価ですから、それに見合った構成を考えると、ハイスペックなマシンになるので最上位モデルのみ基本構成にROG Strix Heliosを採用しています。ただ、ほかのモデルでも、ケースをBTOからROG Strix Heliosに変更することが可能です。
―POWERED BY ASUS認証モデルでは、ケース以外のパーツも、従来どおりのBTOが用意されるのですか?
中嶋氏:はい。ただし、マザーボードとビデオカードが変更できるのはASUS製品のみとなります。ASUSさんからはPOWERED BY ASUSの認証を受ける最低条件はASUS製のマザーボードとビデオカードを搭載していることと伺っています。そのため、ASUS製品のみとなってしまいますが、マザーボードやビデオカードをBTOで変更しても、弊社のPCであればPOWERED BY ASUSの認証が外れることはありません。
―ROG Strix Heliosを採用するにあたり苦労した点はありますか?
中嶋氏:ケース自体にLEDやファンの制御機能もありますし、従来のケースに比べて組み立てるうえで工数が増えてしまうことですね。ただ、スタッフの間では、ROG Strix Heliosの組み立てやすさはかなり好評でした。
―基本構成におけるパーツの選定はどのようにされましたか?
中嶋氏:ASUSさんと相談させていただきました。ASUSさんではメモリーモジュールを始めとしてかなりコンパチブルテストを行っているため、ASUSさん側からはこのパーツを使ったほうがいいという指定はなかったのですが、今回マザーボード側からすべてのRGB制御を行うため、どの製品であれば問題が起きないかといった相談を密に行い、今回のスペックを策定しました。
―では、POWERED BY ASUSがもたらすBTOベンダーやユーザーのメリットはどのように考えていますか?
西川氏:マザーボードやビデオカードなど、自作PC市場における“ASUS”はブランドとしてかなり信頼性が高いと考えています。そのASUSさんがオススメするPCとして、POWERED BY ASUSはユーザーさんに、「ASUS製品で揃っている」という安心感を与えることができるんじゃないかと思います。
中嶋氏:自作PCにおいて、どこのメーカーのパーツがいいかを友人や知人に聞くユーザーさんは多いと思います。しかし、それを聞いたユーザーさんのすべてが自分でパーツを集めて自作できるとは限りません。そういったユーザーさんに対して、POWERED BY ASUSは“ASUS製品で揃っているPC”というわかりやすさを与えることができるのはないかと考えています。また、POWERED BY ASUSをきっかけにして、ユーザーさんの裾野が広がればいいかなとも思っています。
―なるほど、ユーザーからは「わかりやすさ」と「安心感」が得られるということですね。
西川氏:はい。もちろん、ASUS製品の信頼性の高さもユーザーさんが得られるメリットではあります。今回、POWERED BY ASUSを取得したことで、弊社とASUSさん、それに間に入る代理店さんとの関係性もさらに向上しています。それが部材調達などにも反映されてきていますし、今後、弊社のPOWERED BY ASUS認証PC以外のモデルについても、今回をきっかけにしてユーザーさんにさらなる安心感を与えることができるようになればいいなと考えています。
―本日はありがとうございました。
POWERED BY ASUSの認証を受けているBTOベンダーは、パソコンショップSEVENのほかにすでに7社ある。しかし、マザーボードやビデオカードのバリエーションが豊かで最新のASUSのケースも選択できるところが同社の強みだ。また、ROG Strix Heliosは、自作ユーザーの視点に立った設計が随所に施されており、実際に触ってみるとわかるのだが、かなり使いやすいと感じた。そのROG Strix Heliosを基本構成に盛り込んだパソコンショップSEVEN最上位モデルはかなり魅力的なPCであることは間違いない。ASUS製品で揃えたいけど自作PCはハードルが高いと感じているユーザーや、パーツを集めたり組んだりする時間が取れないというユーザーは、パソコンショップSEVENのPOWERED BY ASUS認証PCは一考の価値ありだ。
最上位モデル ZEFT ASX | メインストリームモデル ZEFT ASG | コストパフォーマンスモデル ZEFT ASH | |
---|---|---|---|
PCケース | ASUS ROG Strix Helios | CoolerMaster Masterbox CM694 | Thermaltake Versa H26 |
マザーボード | ASUS ROG STRIX Z390-F GAMING | ASUS Z390-P | ASUS Z390-P |
CPU | Core i9-9900K | Core i7-9700K | Core i7-9700K |
CPUクーラー | 簡易水冷(CoolerMaster ML240L RGB) | 簡易水冷(CoolerMaster ML120L RGB) | 空冷(サイズ 虎徹MarkII) |
ビデオカード | ASUS ROG STRIX-RTX2080TI(GeForce RTX 2080 Ti) | ASUS DUAL-RTX2070S SUPER(GeForce RTX 2070 SUPER) | ASUS DUAL-RTX2060S SUPER(GeForce RTX 2060 SUPER) |
メモリー | 32GB(Crucial製16GB×2) | 16GB(Crucial製8GB×2) | 6GB(Crucial製8GB×2) |
SSD | 1TB(Crucial P1、NVMe接続) | 500GB(Crucial P1、NVMe接続) | 500GB(Crucial P1、NVMe接続) |
HDD | 4TB(Serial ATA 6Gbps接続) | 2TB(Serial ATA 6Gbps接続) | なし |
電源ユニット | CoolerMaster製750W(80PLUS GOLD) | CoolerMaster製750W(80PLUS GOLD) | Silverstone製600W(80PLUS BRONZE) |
OS | Windows 10 Pro | Windows 10 Home | Windows 10 Home |
価格(税抜) | 39万4800円 | 21万6800円 | 18万5800円 |
Powered By ASUS キャンペーンURL:
https://pc-seven.co.jp/b/powered-by-asus/
提供:セブンアール