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OSなしモデルも選択可能、将来のアップグレードも視野に

7万円台のRyzen 5 3400G搭載PCでMOBAが快適! 拡張性も十分

2019年07月31日 09時00分更新

文● 宮崎真一 編集●八尋/ASCII

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「SR-ar5-5253G/S5」

 ゲーミング向けモデルながらも、コストパフォーマンスに優れたパソコンショップ SEVENのデスクトップパソコン「SR-ar5-5253G/S5」(関連記事)。価格がOSなしモデルで6万4584円、Windows 10 Homeが付いて7万5384円と、とてもリーズナブルなのが特徴だ。

 ただし、別途ビデオカードは搭載しておらず、APUの「Ryzen 5 3400G」に統合されたグラフィックス機能を利用するため、本当にゲームできるの? と思っている人もいるのではないだろうか。そこで、本稿ではSR-ar5-5253G/S5で、どの程度快適にゲームがプレーできるのか、実際にテストして確かめてみたい。

オフィス用途など総合性能は高め
ゲームによっては快適なプレーが可能

 まずは、「PCMark 10」(Version 2.0.2115)を用いて、SR-ar5-5253G/S5の総合性能をチェックしてみよう。今回利用したテストは、無償版でも実行可能なPCMark 10無印である。総合スコアは4468とまずまずだが、詳細を見てみるとEssentailsのスコアが8447と高めだ。Essentailsのテストグループでは、アプリケーションの起動やWebブラウジング、それにビデオ会議などのテストが行われるため、SR-ar5-5253G/S5はそれらの用途に秀でており、基本性能が高いといって差し支えない。また、Productivityのスコアも良好で、ゲーミング向けモデルではあるがオフィス用途でも十分高いパフォーマンスが期待できる。

PCMark 10のテスト結果

 それでは、定番ベンチマークツールである「3DMark」(Version 2.9.6631)の結果に移ろう。今回はFire Strikeを実行したが、その総合スコアは2072とお世辞にも高くはない。だが、CPU性能がそのままスコアとなって表れるPhysics scoreは12251と高めなので、APUに統合されたグラフィックス機能が、ゲームを高負荷でプレーするほどの性能は備えていないと捉えてよさそうだ。

3DMarkのテスト結果

 では、実際のゲームはどの程度のフレームレートが出るのだろうか。そこで、「Apex Legends」において、描画負荷が最も小さくなうように設定を変更したうえで、1分間実際にプレーした際の平均フレームレートと最小フレームレートを「Fraps」(Version 3.5.99)で取得した。その結果だが、1920×1080ドットでは平均フレームレートが39fpsと少々物足りない。そこで、解像度を1600×900ドットに下げると、平均フレームレートは51fpsにまで向上し、最小フレームレートも40fpsを超えており、ひとまずプレイアブルなレベルを満たしている。

「Apex Legends」

 続いて「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」の結果も見てみよう。プリセットには最も描画負荷が低くなる標準品質(ノートPC)を利用したのだが、同ベンチマークは、GeForceシリーズへの最適化が進んでいるだけあって、SR-ar5-5253G/S5のスコアはあまり奮っていない。

 とはいえ、1600×900ドットであれば3352と、スクウェア・エニックスが示す指標で「やや快適」のレベルを満たしており、標準的な動作が見込めそうだ。実際、フレームレートの結果を見てみると、1600×900ドットでは平均フレームレートが22.9fps、最小フレームレートが17fpsと、確かに快適にプレーできるとはいえないまでも、とりあえずプレーすることは可能だ。

 では、描画負荷が高くても快適にプレーできるゲームはないのだろうか。そこで、「League of Legends」のテストも実施してみた。ここでは、描画負荷が最大になるように設定し、実際に1分間プレーしている際の平均フレームレートと、最小フレームレートをFrapsで取得した。

 その結果だが、1920×1080ドットでも最小フレームレートが100fps弱とかなり高いパフォーマンスを発揮。1600×900ドットでは最小フレームレートは150fpsにあと一歩のところまで迫り、快適にプレーできるといっていいだろう。

 最後に、ゲームのローディング時間に影響を及ぼすストレージ性能を確かめるため「CrystalDiskMark」(Version 6.0.2)を実行してみたい。その結果だが、SSDらしく全体的に読み出し性能も書き込み性能も高いスコアを発揮しており、それほどローディング時間にストレスを感じることはないだろう。

CrystalDiskMarkの実行結果

MOBAのパフォーマンスの高さは魅力
将来的なアップグレードも視野に入れたい

将来的なアップグレードも視野に入れられる拡張性も

 以上のテスト結果を踏まえるに、少々描画負荷の高めのゲームでは、設定や解像度を下げてようやくプレーできるレベルといったところだ。ただ、LoLでは高いパフォーマンスを発揮しており、MOBAをプレーするのであれば十分なパフォーマンスを備えているといってよい。

 SR-ar5-5253G/S5は、拡張性が高いため、将来的にグラフィックスカードを装着することが可能だ。そのため、とりあえず今はプレーできるレベルで問題ないが、将来的により快適にプレーできるレベルへとアップグレードを図りたいといった使い方が、SR-ar5-5253G/S5の用途として一番しっくりくるのではないだろうか。

試用機の主なスペック
機種名 SR-ar5-5253G/S5
CPU Ryzen 5 3400G
グラフィックス Radeon RX Vega 11 グラフィックス
メモリー 16GB
ストレージ 480GB SSD、2TB HDD
内蔵ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
通信規格 有線LAN(1000BASE-T)
インターフェース(前面) USB 3.0端子×2、USB 2.0端子×2、マイク入力端子、ヘッドフォン出力端子
インターフェース(背面) USB 3.1 Gen1端子×4、USB 2.0端子×2、ライン入力、ライン出力、マイク、PS/2端子、有線LAN端子、HDMI端子、DVI-D端子、ミニD-sub 15ピン
OS なし/Windows 10 Home(64bit)/Windows 10 Pro(64bit)、オプション

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