狭ベゼルと無線周辺機器で場所を選ばないのが魅力的
こだわりデザインが操作性や使い勝手も向上した一体型PC「ESPRIMO WF」 (2/2)
2019年08月03日 11時00分更新
本体との接続がスムースな無線タイプのキーボードとマウス
標準で付属するキーボード、マウスは無線仕様。パソコンのデザイン性の高さに対して、無線の周辺機器は相性がいい。購入時からトータルでデザインテイストの合った状態で使えるのは嬉しい配慮だ。
本体との接続も非常にスムースで、基本的には電源を入れてそれぞれ「コネクト」ボタンを押せばすぐに利用できる。純正以外の無線の周辺機器を使って、接続がうまくいかなかったり、途切れたりしてしまった経験のある人も多いと思うが、その点は心配いらない。
またキーボードは、同社が2018年から一部の機種で採用している「プリズムクリアキー」仕様。これはトランスルーセントのキーに文字をプリントしているキーボードで、斜めから見たときの清涼感や、本体と合わせて見たときの「しゃれた感じ」が魅力だ。
キーボードの造形はミニマムで必要最小限なものにとどめているため、一般的な樹脂単色のキーでは、少々素っ気ない印象になっていたかもしれない。楽しく使える、心地よく使えるといった部分に対する、メーカーのさり気ない気遣いだ。
一方で、マウスはきらめき感のあるガンメタリック調の塗装が施されているものの、プラスチックっぽさが拭えず、本体やキーボードの質感の高さと比べてしまうと、少々チープさを感じてしまう。
もっともこれは、本体やキーボードに比べて、という話で、決して使用感は悪いものではない。本体との接続もスムースだし、青色LEDの光学式で、ザラザラした机、ツルツルした机、マウスパッド、紙箱の上など、さまざまな環境で優れた操作性を実現している。
本体やキーボードの質感がここまで上質になるなら、マウスもより高品位なものを目指せるのでは……と期待を込めた意見だ。
次回は、目玉機能でもあるテレビ機能の使用感を紹介したい。
ESPRIMO WF1/D1の主なスペック | ||
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標準スペック | 試用機のスペック | |
CPU | インテル Celeron 3865U(2コア/2スレッド/1.80GHz) | Core i7-8750H(6コア/12スレッド/2.20~4.10GHz) |
グラフィックス | インテル HD グラフィックス 620 | インテル UHD グラフィックス 630 |
メモリ | 4GB(DDR4 SDRAM、最大32GB) | 32GB(16GB×2) |
ディスプレー | 23.8型スーパーファインLH IPS液晶、最大解像度1920×1080ドット | |
ストレージ | 1TB | 3TB HDD+Optaneメモリー約16GB搭載 |
ディスクドライブ | DVDスーパーマルチドライブ | |
接続端子(右側面) | USB 3.1 Type-C(Gen1) 、USB 3.0 、SDカードスロット、マイク・ラインイン兼用端子、ヘッドホン・ラインアウト兼用端子、miniB-CASカードスロット | |
接続端子(背面) | USB 3.0×2、USB 2.0、有線LAN端子、アンテナ入力端子※Core i7搭載時にはUSB 3.0が3基となる | |
サイズ | およそ幅558×奥行167~176mm×高さ362~370mm |
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