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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ”第621回

都会の猫たちをオリンパス「OM-D E-M1 MarkII」で静かに撮る

2019年07月28日 10時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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めちゃ気持ちよさそうに寝てる夏の猫。都会の片隅でもこういう光景は見られるのです。2019年7月 オリンパス OM-D E-M1 MarkII

いそうでいない猫たちは都会のどこにいるのか?

 猫っていそうな場所にはいなくて、いなさそうな場所にいて、でもよく見るといなさそうなのだけど確かにいそうな場所だったりして、同じ場所でも探してないときはいるのに探すといなかったりして、ややこしいからこそ出会うと楽しい今日この頃ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

 ときどき打合せやら何やらで都会に出るたびに、駅との行き来に毎回違う裏路地をカメラを持って歩いて楽しんでいるのだけれど、そうすると思わぬ場所で猫に出会うのである。猫が街中をふらふらしてそうにない高層ビルが建ち並ぶ都心部でも、裏の低層住宅が残る路地にちょこんと猫がいたりするのだ。

 2018年6月のこと、打合せが終わって駅に向かう途中「そういえばこっちの道は歩いたことないな」と狭い生活道路に入ってみると、なんとどうどうと道路の上で「暑くて動くのめんどくさい」的な風情でへちゃっとしてたのである。

1年前の同じ場所。もしかしたらずっと前からこの場所がお気に入りだったのかもしれない。近所の人か配達の人くらいしかこないような場所だからね。2018年6月 オリンパス OM-D E-M1 Mark II

 そしてつい先日、近くを訪れたのでちょっと遠回りして同じ場所へ行ってみると、同じ場所で同じ猫が寝てた!(冒頭写真)。起きなかったので別角度から。

後ろに見えている建物の壁が1年前と同じなのがわかるかと思う。2019年7月 オリンパス OM-D E-M1 MarkII

 そして、もっと近づいたら、さすがに起きました。この垂れた耳がチャームポイントですな。

耳が垂れてる猫が血縁にいるんでしょうねえ。三毛で耳だれとはかなりカワイイ。2019年7月 オリンパス OM-D E-M1 MarkII

 いろんな種類の猫が混じってるおかげで三毛で耳が垂れてるという愛らしい顔になってる。このあたりの猫の世話をしているのか、単に近所の猫好きなのか、そんなおばさまがいたので尋ねてみると、このあたりには他にも猫がいるらしい。そんなこといわれると気になるわけで、今月たまたま近くへ行く機会が多かったので、そのたびに遠回りしてこのあたりを抜けているのだが、そしたら特に探してるわけでもないのに、出会うのである。

 低い塀の上にちょこんと座ってるキリッとしたサビネコ。

しばらく見つめあったサビネコ。久しぶりにサビネコと出会ったちょっと楽しい。2019年7月 パナソニック LUMIX DC-G99

 東京ガスのエネファーム(だと思う)の上でくつろいでるキジトラのハチワレ。

こういう場所って猫がけっこう好きだよねえ。高くて平らで落ち着けるし。ちょっと警戒されてるのでこれ以上は近づかないことに。2019年7月 オリンパス OM-D E-M1 MarkII

 別の日に訪れたら、耳が垂れてる猫はいなかったけど、ハチワレキジトラが道路の真ん中で丸くなって寝てた。

路上のお昼寝ハチワレ香箱タイプ。起こさないように遠くからそっと這いつくばってみた。2019年7月 オリンパス OM-D E-M1 MarkII

 このあたり、微妙に似てる猫が多いので、血縁関係かも。

 最後の1枚は飼い猫。こちらの猫は後ろに見えてるおうちで飼われているようで、少し開けてある(猫が出入りできるように、かも)玄関から出てきたのだ。こちらに住んでいる方がちょうど外にいたので挨拶して撮らせてもらった。

キリッとしたよい黒猫である。猫とは関係ないけど、こういう引き戸の玄関って良いよねえ

 挨拶は大事です。そうしないとめちゃ不審者だから。と、今回は都会の隙間でたくましく生きている猫たちでした。

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筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/


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