2019年前半に話題をさらった
折りたたみスマホ
さて、今年2019年前半のスマートフォン業界の大きな話題と言えば折りたたみ型スマートフォン。閉じればスマートフォン、開けばタブレットと1台で2役をこなせる折りたたみスマートフォンは、ウェブサービスやSNS全盛の今の時代に必要不可欠な製品となるかもしれません。筆者もRoyole「FlexPai」を入手、サムスン「Galaxy Fold」は1週間ほど試用、ファーウェイ「HUAWEI Mate X」はMWC19で30分ほどじっくり触る機会がありました。ディスプレーの耐久性などに心配はあるものの、1台2役は使ってみると便利です。
折りたたみスマートフォンを使ってみてから改めてASUSのPadFoneに触れてみると、そのコンセプトは同じところにあると感じられます。片手操作したいときやちょっとした情報表示の時は小さい画面で十分ですが、動画の視聴やウェブで細かい情報を見るときは大きい画面が有利です。また、電車やバスの中で座席に座れた時は、大きい画面の端末を使いたくなります。
FlexPaiとPadFoneを並べてみると、折りたたんだ時とスマートフォン単体、開いた時とタブレットステーションに合体させたとき、それぞれ似たような大きさになります。
PadFoneのタブレットステーションは背面がスマートフォンを取り付けるために出っ張っていますし、別途かばんの中に入れておかねばならないという使いにくさはあります。しかし「大画面、小画面をシーンによって切り替える」というコンセプトは、初代PadFoneが登場した2012年にすでに実現されていたわけです。
PC業界で長期間世界のトップグループを走るASUS。PadFoneのような斬新なアイディアはゲーミングスマートフォン「ROG Phone」でも再現されています。スマートフォン市場にとって実はASUSはなくてはならないメーカーと言っても過言ではないでしょう。
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