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業界人の《ことば》から 第352回

日本企業のマルチクラウド化は欧米と同じ失敗をしなくて済む

2019年07月24日 09時00分更新

文● 大河原克行、編集●ASCII

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クラウド化と投資でそれぞれ1兆円が動く

 調査によると、オンプレミスをプライベートクラウド化するために、2022年までに1200億ドル(約13兆円)が投資されることになり、この期間におけるソフトウェアとサービスへの投資は1000億ドル(約11兆円)に達すると見込まれている。

 真のマルチクラウドの実現に向けて、全世界でこれだけの投資が見込まれているのだ。

 そして、日本のIT投資額は全世界の9%程度と言われていることから逆算すると、日本でも、オンプレミスのプライベートクラウド化だけで約1兆円、さらに、新たなソフトウェアやサービスへの投資で約1兆円の投資が見込まれることになる。

 では、真のマルチクラウドを実現するにはどうするか。

 デルの平手社長は「Dell TechnologiesはDell、Dell EMC、Pivotal、RSA、SecureWorks、Virtustream、VMware、Boomiの8つのブランドを持ち、それぞれの製品が、各分野でトップやリーダーのポジションを獲得している。

 そして、これらの製品群をシームレスに統合して提供できるのがDell Technologiesの特徴である。これらの製品は、真のマルチクラウドを実現するための製品群となる。日本の企業のマルチクラウド化を支援できる」と位置づける。

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