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サイコム山田氏が惚れ込んだ!?

新進気鋭のゲーミングチーム「CrazyCatsCosmo」の素顔に迫る

2019年07月19日 11時00分更新

文● 宮里圭介 編集● ジサトラカクッチ

提供: サイコム

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ゲーセン仲間で始めたPUBG大会への挑戦

 CCCではないものの、その活動の始まりともいえるのが、2年前の8月頃にチームを結成したことだ。この時のメンバーは、佐藤氏、kanarian選手、morimori選手、そしてもう1人を加えた4人。同じアーケードゲーム(ボーダーブレイク)をプレーするいわゆるゲーセン仲間で、ゲームセンター内で顔見知りだったことや、元々、ボーダーブレイクの大会に出場していたという縁があって集まったという。

「PJSが始まったのもあって、“俺たちも目指そうぜ”といって4人で集まったのが最初です。DONCUPなど、他の大会にも出場していました」(佐藤氏)

 PJSが始まったといってもまだテストリーグの段階。最初のテストリーグとなるαリーグへは、この4人での参戦となった。この時、MAOxox選手はまだチームメイトではなかったが、別のチームでαリーグに参戦しており、そのプレーのうまさから“ヤベー奴だ”と4人で噂するような存在だったという。

 CCCとして活動を始めたのは、2018年4月のPJS βリーグから。しかし、この時は佐藤氏ともう1人が仕事の関係で離脱することになり、残念ながら選手から外れることになった。そこで急遽メンバーを2名募り、結成されたのが初期のCCCだ。

「自分とkanarian選手が残り2人を探さなきゃいけなくなって。そこで、oNfeeD選手とCrowA選手と知り合って、この4人を初期メンバーとしてCCCが結成されました。……あれ、どこで知り合ったんだっけ?」(morimori選手)

「Twitterで募集した!」(kanarian選手)

公式リーグ開始後、再度メンバーの募集で2チーム体制に

 βリーグではPaR(予選リーグ)での成績が良く、Class2(下位リーグ、現在のGrade2)で参戦。Phase1では6位までに入ればClass1へと昇格できるのだが、結果は惜しくも7位。そしてPhase2では16位と順位を落としてしまい、Class2からも降格してしまった。

 その後はDONCUPなど他の大会に出場。着々と経験値を溜めていくも、oNfeeD選手とCrowA選手が仕事の都合でPJSへの参加が難しくなりつつあり、改めてトライアウトを開催して、CCCのメンバーを募集することになった。このときはVortex選手を始め多くの選手が集まり、CCCは2チーム体制となる。

「今までPUBGでのチーム経験がなかったのですが、チームや大会には興味がありました。そんなときにタイミングよくCCCのトライアウトがあったので受けてみて、無事加入できたという感じです」(Vortex選手)

 ここで少しPJSについて補足しておこう。PJSはDMM GAMESが主催する日本公式リーグで、PUGBの日本リーグとして認定されている大会。テストとなるαリーグ、βリーグを経て、2018年9月から正式リーグとしてseason1が開催された。

公式サイトから。細かなルールはPDFで公開されているので、より詳しく知りたい人はこちらを読んで欲しい。

 PJSはGrade1(上位リーグ)とGrade2(下位リーグ)という2つのリーグがあり、12戦(1日4戦を3日間開催)を1つのPhaseとして、1シーズン中に2回行われる。PhaseごとにGrade2の上位チームがGrade1の下位チームと入れ替わるといったものになっている。

 また、この2リーグの下にはPaR(予選リーグ)があり、Grade2へ参戦するにはPaRで上位に入る必要がある。CCCはβリーグこそClass2(Grade2)で参戦できたものの、次のseason1ではこのPaRからの参戦となった。

 2チームで正式リーグとなったPJS season1 PaRへと参戦するも、Phase1、2ともにGrade2への昇格はなし。そこで再び、チーム改革の断行となった。

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