製造業の課題をAI・IoTで解決「工場ドクター“FORS”」提供開始
第1弾として、水処理設備向けの機能「Suizin(水神)」を提供
AIエンジニアリング(AIE)は7月3日、日本の製造業の課題をAI・IoTで解決するためのプラットフォームサービス「工場ドクター“FORS”(フォース)」を提供開始すると発表した。
工場ドクター“FORS”は、ユーティリティー設備(工場を稼働させるための必要な、水処理装置などのインフラ設備)にセンサーを取り付け、装置の状態を可視化し、取得したデータをAIで分析することで、最適な作業タイミングやアラート通知までをワンストップで提供するサービスの総称。
「Fuzin(風神)」「Orizin(機神)」「Raizin(雷神)」「Suizin(水神)」から構成。設備の状況をリアルタイムで把握できるダッシュボード画面、装置の故障を検知しメールやSNSでアラートを通知する機能、リアルタイムの数値で報告書の作成ができる機能を標準搭載している。稼働状況をどこでも把握できるようになり、安定稼働に必要なデータ収集、点検等の作業工数の削減やコスト削減、ユーティリティー設備の最適化などに貢献できるという。
またAI技術は、AIEの提携先であるスカイディスクとの共同研究・開発したAIモデルを実装している。
第1弾として、生産設備で最も重要な水処理設備向けの機能である「Suizin(水神)」をリリース。生産設備に必要な水・空気・電気の中で、水処理設備のリアルタイム可視化と、AIによる自働化サービスを提供する。