GPUはGeForce RTX 2070を採用、ゲームプレーを想定したインターフェース配置
手頃価格で快適にゲームするなら、Ryzen 5の「ディビジョン2」推奨PCがいい
2019年06月27日 09時00分更新
Ryzen 3の足音が聞こえているところだが、1世代前でもゲームプレーにあまり支障はなく、ゲーム環境として選ぶのならば、ゲーム側の動作検証が情報として出回っていない最新パーツより“あえて”安定した環境を選ぶのも選択肢の1つとしてあり。加えて、当然最新パーツと比べて懐事情にも優しい。最新パーツにこだわりはないけど、お手頃価格でPCゲームを快適にプレーしたいという人であれば、なおさらだ。
というわけで、今回はRyzen 5 2600とGeForce RTX 2070を搭載する「ディビジョン2」推奨ゲーミングパソコン「LEVEL-R0X4-R52-TOR-TD2」をチェックしていく。
ゲームプレーを想定したインターフェースが魅力的
LEVEL-R0X4-R52-TOR-TD2は、ミドルタワーを採用したゲーミングパソコンである。サイズはおよそ幅190mm×奥行477mm×高さ432mm。そのため、設置については、それなりのスペースが必要になってくるほか、吸排気は正面と背面、左側面であるため、冷却性能を確保するために100~200mmの余裕の確保も大切になる。
とはいえ、右側面のことを考えなくもいい分、端に置きやすい。またライトアップ機能は控え目であるため、ディスプレーの右隣に置くのではなく、ディスプレーの後ろに置いても気になりにくいので、卓上のレイアウトに困ることは少ないだろう。
LEVEL-R0X4-R52-TOR-TD2のケースは標準的なものだ。正面にDVDスーパーマルチドライブを備えるほか、上部にUSB 3.0×1基、USB 2.0×2基、マイク入力、AUX出力があり、ゲームパッドやマウス、ヘッドセットの接続のために、背面にアクセスする必要はない。DVDスーパーマルチドライブについては、2019年6月時点のゲーム事情を考えると“出番があるかも”くらいなのだが、急に光学メディアを読み込ませるイベントは起きるものなので、念のため的な認識でいいだろう。
背面には、USB 3.1×2基、USB 3.0×6基(Type-A×5基、Type-C×1基)、PS/2×1基、アナログ8ch出力、S/PDIF出力(角型)、有線LAN端子を搭載。映像出力については、HDMI×1基、DisplayPort×3基、DVI-D×1基。USBポートが豊富であるため、手持ちのUSB周辺機器の流用もしやすくなっている。またS/PDIF出力(角型)もあるため、オーディオ環境への組み込みもやりやすい。
LEVEL-R0X4-R52-TOR-TD2のケースは、すでに触れているようにスタンダードなものだ。そのため、設置について困ることは少ない。また、インターフェースも前面にUSB端子を複数配置するなどゲームプレーを想定したものであるため、必要な周辺機器の取り付け、およびケーブルマネージメントもやりやすいだろう。第2回ではLEVEL-R0X4-R52-TOR-TD2のベンチマークを中心にお送りする。
試用機 スペック表 | |
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機種名 | LEVEL-R0X4-R52-TOR-TD2 |
CPU | Ryzen 5 2600 |
グラフィックス | GeForce RTX 2070 8GB GDDR6 |
チップセット | AMD X470(ASUS X470-PRO) |
メモリー | 16GB(8GB×2) |
ストレージ | 1TB HDD+240GB SSD |
内蔵ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
インターフェース | PS/2コネクタ(キーボード/マウス兼用)×1、アナログ8chサウンド(ライン出力×1/ライン入力×1/マイク入力×1/センター・サブ出力×1/リア出力×1)、S/PDIF出力(角型)×1、USB 3.1×2(背面×2) 、USB 3.0×6(上面×1/背面×5)、USB Type-C×1(背面×1)、USB 2.0×2(上面×2)、LANポート(1000BASE-T)×1、HDMI×1、DisplayPort×1 |
電源 | 700W(80PLUS BRONZE) |
サイズ | およそ幅190×奥行477×高さ432mm(最大突起物除く) |
OS | Windows 10 Home(64bit) |