これが日本人の健康寿命をITで延ばす方法だ!? ビジネスコンテスト受賞企業のプレゼンをお届け
最優秀賞のほか第一生命保険賞、かんぽ生命賞受賞作を紹介
受賞企業のプレゼンを紹介!
保険とテクノロジーを融合し、健康増進や生命保険の新しいビジネスを作る目的で開催された「InsTechオープンイノベーションビジネスコンテスト」。数多く寄せられた企画のなかからファイナリストに選ばれた9社がプレゼンを行ない、各賞が授与されたことは、すでに速報という形でお伝えした。
今回は、コンテストに先駆けて行なわれた基調講演、そして各賞を受賞したプレゼンを紹介する。
本コンテストの意義は「新しいバリューをQOLの観点から作る」こと
開会にあたり、NTTデータ オープンイノベーション事業創発室室長 残間光太朗氏が本コンテストの意図について解説した。
現在の日本の平均寿命は男性が81歳、女性が87歳と世界でも有数の長寿国だが、寿命が伸びた分、生活習慣病が増加し、約6割の人が生活習慣病で亡くなっている。だからこそ、単なる長寿ではなく、長く健康で自立した生活を送るために「健康寿命」を延ばす活動が必要だという。
本コンテストを主催する第一生命、かんぽ生命は、この健康寿命の延伸につながる活動を積極的に行なっており、今回は新しい保険/ビジネスアイデアをベンチャーから募集するため、3社共同で開催する運びとなったとのこと。
そして開会の挨拶として、第一生命保険 代表取締役副会長執行役員の寺本秀雄氏が登壇。安心を届ける生命保険という従来からの要素に加え、QOL(Quolity of Life)を高め、お客さんがより自分らしい生活ができ、不幸にも病気になった場合でも重症化せずに元に戻れる価値を提供できないかという試みを進めているという。
今回は、新しいバリューをQOLの観点から作るコンテストということで、新しいアイデアや起業の種を聞かせていただくことで、今日をスタートの日にしたいと語った。
続いてかんぽ生命保険 常務執行役 加藤進康氏は、健康や食をサポートするスマートフォンアプリをリリースしたが、使ってもらうための鍵となるのは魅力的なコンテンツやサービスをどう実装していくかであり、このコンテストで様々なアイデアと出会い、新しいスタートができることを期待していると述べた。